バーン(英語表記)barn

翻訳|barn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バーン
barn

原子核物理学において散乱または反応の確率を表わす有効断面積の単位。記号はb。 1bは 10-28m2 。原子核の半径は 10-14m 程度であるから,1bは原子核の幾何学的断面積程度である。

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百科事典マイペディアの解説

バーン

原子核や素粒子の衝突の確率を表す衝突断面積の単位。記号b。物体の単位面積に直角に単位時間当り1個の割合で粒子を入射させたとき,単位時間に起こる衝突の数を全断面積といい,衝突により散乱された粒子が特定方向の単位立体角内に単位時間に出てくる数を微分断面積という。断面積は面積の次元をもち,10(-/)28m2を単位としバーンと呼ぶ。原子核の半径は10(-/)14m程度であるから,1バーンは原子核の断面の面積にほぼ等しい。→衝突
→関連項目核反応

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世界大百科事典 第2版の解説

バーン【barn】

粒子が標的の原子核などに衝突する確率の大きさを示す衝突断面積の単位で,記号b。原子核物理学などにおいて使われる用語。断面積は,入射する粒子に対する標的の有効な大きさを面積の次元(m2)で表したものであるから,バーンは面積の次元をもっている。一方,原子核の半径は10-14m程度であるから,その仮想的な幾何学的断面積は10-28m2程度である。これらのことから,便宜上,1b=10-28m2と定められている。

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大辞林 第三版の解説

バーン【barn】

原子核または素粒子の衝突実験で、衝突の確率の大きさを示す断面積の単位。10-28m2 記号 b  

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単位名がわかる辞典の解説

バーン【barn】

原子核や素粒子などの衝突の確率を表す断面積の単位。記号は「b」。1bは10-28m2とする。原子核物理学などの分野で用いる。1bはほぼ原子核の断面積に等しい。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バーン
ばーん
barn

原子核物理学において、原子核や素粒子が相互に衝突する場合の、各粒子の衝突確率の断面積の単位。国際単位系(SI)においては「その他の非SI単位」の一つとして採用されている。記号はb。原子核の半径は10-14メートル程度であるから、その断面積は10-28平方メートル程度になる。
  1b=100-28m2
入射原子核が物質中を通過するとき、吸収、分裂、散乱などの原子核過程がおこる。バーンはこの確率の目安となる単位である。この名称は1942年アメリカで初めて用いられた。[小泉袈裟勝・今井秀孝]

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世界大百科事典内のバーンの言及

【中性子吸収材】より

…このような役割をもつものを中性子吸収材あるいは原子炉の制御材という。中性子の吸収されやすさの程度は,その大きさに比例した断面積(通常,バーンという単位で表される)という概念で表現する。吸収断面積は同一元素であっても中性子のエネルギーレベルによって異なる。…

※「バーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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