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ヒアルロニダーゼ ヒアルロニダーゼ hyaluronidase

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヒアルロニダーゼ
ヒアルロニダーゼ
hyaluronidase

ヒアルロネート・リアーゼ hyaluronate lyaseともいう。ヒアルロン酸コンドロイチン硫酸などのムコ多糖類に作用し,離脱分解を行う酵素。高等動物の精巣・精子,肺炎球菌レンサ球菌,ヘビ毒などに存在する拡散因子呼ばれるもので,酵素の分類上ではリアーゼ (離脱酵素) に入る。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

ヒアルロニダーゼ(hyaluronidase)

ヒアルロン酸を分解する酵素。動物の精子や毒蛇・ヒル・細菌などに存在し、細胞膜の透過性を促進する作用がある。

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栄養・生化学辞典の解説

ヒアルロニダーゼ

 [EC3.2.1.35] (hyaluronoglucosaminidase),[EC3.2.1.36] (hyaluronoglucuronidase),[EC4.2.3.1] (hyaluronate lyase)がある.ヒアルロン酸のグリコシド結合を切断する反応を触媒する酵素の総称で,通常加水分解酵素をいう.精子などの動物組織や細菌に存在する.

出典|朝倉書店
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大辞林 第三版の解説

ヒアルロニダーゼ【hyaluronidase】

ヒアルロン酸を加水分解する酵素。高等動物の精液や蛇毒・肺炎菌・連鎖球菌中などに存在する。受精の際、卵細胞表面をおおうヒアルロン酸を含む粘性ゲルを取り除いて精子の侵入を助けたり、病原菌の侵入を容易にするといわれる。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒアルロニダーゼ
ひあるろにだーぜ
hyaluronidase

ヒアルロン酸を低分子化する酵素の総称で、〔1〕N‐アセチルグルコサミンとグルクロン酸の間のβ‐1・4結合を加水分解するエンドヘキソサミニダーゼ型の酵素と、〔2〕グルクロン酸とN‐アセチルグルコサミンの間のβ‐1・3結合を加水分解するエンドグルクロニダーゼ型の酵素のほか、加水分解ではなく脱離的に分解する〔3〕エンドヘキソサミン開裂型の酵素と、〔4〕エンドグルコサミン開裂型の酵素がある。〔1〕の酵素は高等動物の精巣や精子のほか、肝臓のリソゾームや皮膚、ヘビ毒などに存在し、〔2〕の酵素はヒル、〔3〕と〔4〕は細菌に存在する。また、〔1〕の酵素や細菌の酵素はコンドロイチン硫酸にも作用する。なお、〔3〕と〔4〕の場合はグルクロン酸に二重結合ができるのでリアーゼにも属する。また、古くから拡散因子あるいはムチナーゼとよばれていたものも、ヒアルロニダーゼと同一物またはそれを含むものである。
 ヒアルロニダーゼは、ムコ多糖の構造研究あるいは同定や定量の試薬として用いられ、また細菌の侵入や精子の卵への侵入の際、ヒアルロン酸を分解してその粘度を下げ、侵入を容易にする因子の一つと考えられている。[村松 喬]

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