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ヒステリシス ヒステリシス hysteresis

翻訳|hysteresis

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヒステリシス
ヒステリシス
hysteresis

履歴現象ともいう。ある量 Aの変化に伴って他の量 Bが変化する場合,Aが増加するときと減少するときとで,同じ Aの値に対する Bの値が異なる現象。強磁性体磁化曲線におけるヒステリシスはそのよい例である。

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デジタル大辞泉の解説

ヒステリシス(hysteresis)

物質の状態が、現在の条件だけでなく、過去の経路の影響を受ける現象。特に磁気ヒステリシスをさすが、固体の弾性変形などについてもいう。履歴現象

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百科事典マイペディアの解説

ヒステリシス

履歴現象とも。強磁性体の磁化の強さ,誘電体の誘電率,弾性体のひずみなどの大きさが,そのときの磁場,電場,応力などの値によって一義的にきまらず,以前の状態に関係する現象(それぞれ磁気ヒステリシス誘電ヒステリシス弾性ヒステリシスなどという)。
→関連項目強誘電体電磁石変圧器

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世界大百科事典 第2版の解説

ヒステリシス【hysteresis】

後からくるものの意味をもつギリシア語に由来する語で,1881‐82年,A.ユーイング東京大学に滞在中に行った実験に基づいて,強磁性体の磁化と磁場との関係に見られる一種の遅れの現象(磁場の変化に対して磁化の変化の追随が遅れる)に対して命名した。履歴現象ともいう。 強磁性体の磁化(単位体積当りの磁気モーメント)を磁場の関数として観測すると,図のようなグラフが得られる。すなわち,十分強い磁場を加えると,強磁性体は図のA点のように,一定の磁化(飽和磁化)に達する。

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大辞林 第三版の解説

ヒステリシス【hysteresis】

一般に、物質や系の状態が、それまでたどってきた経過に依存する現象。特に、磁気ヒステリシスをさすが、他に、誘電分極や弾性体のひずみなどにも見られる。履歴現象。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒステリシス
ひすてりしす
hysteresis

物理学において履歴現象一般をいうが、多くの場合、磁気ヒステリシスを単にヒステリシスという(ほかに誘電ヒステリシス、弾性ヒステリシスがある)。
 ヒステリシスはギリシア語で「後からくるもの」を意味し、明治期日本に招かれた(1877~83)イギリスの物理学者J・A・ユーイングが、強磁性体の磁気的特質の研究の結果発見し、命名した(1881)。現象そのものはドイツのE・G・ワールブルクも同じ年に独立に発見していた。
 磁気ヒステリシスは、物質の磁化はそれに作用するそのときの磁場の値だけによっては定まらず、その物質の過去の磁気的履歴にも依存することをいう。すなわち、強磁性体の磁場と磁化の関係にみられ、磁場の変化に対して磁化の変化の追随が遅れる現象である。[宮原将平]

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世界大百科事典内のヒステリシスの言及

【磁化】より

…強磁性物質では全体としての磁化は磁場に対して一義的に定まらず,ある磁場に対する磁化はそれ以前の磁化の状態がどうであったかによる。この現象を磁化のヒステリシスまたは磁気ヒステリシス(磁気履歴)magnetic hysteresisと呼ぶ。飽和磁化はその強磁性物質がその温度でもちうる最大の磁化で,磁区の中での磁化に等しく,自発磁化spontaneous magnetizationと呼ばれる。…

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