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ヒックス ヒックス Hicks, Edward

10件 の用語解説(ヒックスの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヒックス
ヒックス
Hicks, Edward

[生]1780.4.4. ペンシルバニア,ラングホーン
[没]1849.8.23. ニュートン
19世紀のアメリカで最も人気のあった大衆画家。クェーカー教徒の家に生れ,『イザヤ書』に基づいて多くの作品を描いた。主要作品には平和的に協調して生きる動物の世界をテーマとする『平和な王国』のほか,『独立宣言』や『ウィリアム・ペンインディアンとの条約』など歴史的テーマを扱った作品もある。

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ヒックス
ヒックス
Hicks, George Dawes

[生]1862
[没]1941
イギリスの哲学者。ドイツで心理学などを学び,1904~28年ロンドン大学教授。新実在論の立場に立つ。主著"The Belief in External Realities" (1901) ,"Critical Realism,Studies in the Philosophy of Mind and Nature" (38) 。

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ヒックス
ヒックス
Hicks, Granville

[生]1901.9.9. ニューハンプシャーエクセター
[没]1982.6.18. ニュージャージー,フランクリンパーク
アメリカの批評家,小説家。 1922年ハーバード大学卒業。一時聖職を志したが,転じて教職につき,かたわらさまざまな雑誌に関係。大恐慌後はマルクス主義の立場に立ち,34年共産党に入る。同年左翼雑誌『ニュー・マッセズ』が週刊誌として新発足すると文芸欄を担当し,30年代の代表的な左翼評論家として活躍した。

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ヒックス
ヒックス
Hicks, (Sir) John R(ichard)

[生]1904.4.8. ウォリックシャー
[没]1989.5.20. ブロックリー
イギリスの経済学者。オックスフォード大学卒業後,ロンドンケンブリッジマンチェスター各大学の教職を経て,1946年オックスフォードのナフィールド・カレッジフェロー,52年オックスフォード大学教授,65年同名誉教授

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ヒックス
ヒックス
Hicks, Thomas Holliday

[生]1798.9.2. メリーランドドーチェスター
[没]1865.2.13. ワシントンD.C.
アメリカの政治家。 21歳で警官,26歳で保安官となり,1830年に州議会に進出,57年にメリーランド州知事となり,南北戦争に際して南部 11州が連邦を脱退したとき,州知事としてさまざまな政治的圧力を排してメリーランド州を連邦内にとどめた。

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デジタル大辞泉の解説

ヒックス(John Richard Hicks)

[1904~1989]英国の経済学者。ワルラスパレートに由来する一般均衡理論を発展させ、また景気理論・資本と成長の理論などにも貢献した。1972年ノーベル経済学賞受賞。著「価値と資本」「景気循環論」「資本と成長」など。→IS-LM分析

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百科事典マイペディアの解説

ヒックス

英国の近代経済学者。オックスフォード大学教授。効用の不可測性の問題を序数的効用無差別曲線限界代替率の概念を用いて解決し〈消費者選択の理論〉を完成させた。《ケインズ氏と一般理論》でIS-IM曲線を提唱,ケインズ理論の核心を表現したものと評価される。
→関連項目ケインズ学派安井琢磨

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世界大百科事典 第2版の解説

ヒックス【John Richard Hicks】

1904‐89
イギリスの経済学者。イングランドのウォリックシャーに生まれ,オックスフォード大学卒業後,ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス(LSE)講師,ケンブリッジ大学フェロー,マンチェスター大学教授を経てオックスフォード大学教授(1952‐66),またオールソールズ・カレッジのフェロー(1952‐)。主著《価値と資本Value and Capital》(1939)は,ワルラス,パレートの一般均衡論北欧学派の立場を摂取し,価格経済構造を微視的社会像として定着させた古典である。

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大辞林 第三版の解説

ヒックス【John Richard Hicks】

1904~1989) イギリスの経済学者。一般均衡理論を発展させ均衡の安定条件を明らかにした主著「価値と資本」は微視的経済理論の白眉。他に「資本と成長」「景気循環論」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒックス
ひっくす
Sir John Richard Hicks
(1904―1989)

イギリスの理論経済学者。イングランドのウォーリックシャーの勅許温泉地レミングトン・スパに生まれる。ブリストルのクリフトン・カレッジを経て、オックスフォードのベリオール・カレッジに学び、1926年ロンドン・スクールの講師となった。その後ケンブリッジ大学のフェロー(1935~38。この時代に財政学者アースラ夫人Ursula Kathleen Webbと結婚)、マンチェスター大学教授(1938~45)を務めたのち、母校オックスフォード大学に迎えられ、ナフィールド・カレッジのフェロー(1945~52)、教授(1952~65)を経て、65年に同大学名誉教授となった。なお、1942年にFBA(Fellow of British Academy)に選ばれ、64年にナイトの称号を受け、72年にノーベル経済学賞を受賞した。
 ヒックスの業績は幅広く、そして奥深い。まず第一は一般均衡理論の確立である。彼は『価値と資本』Value and Capital(初版1939、第二版1946)で、ワルラス、パレートに由来する一般均衡理論を大きく拡充して学界に衝撃を与えた。この著は、比較静学の手法を提示するほか、大小さまざまの分析手法に満ちており、みごとな集大成であり、微視的理論の最高峰とされている。第二は景気理論への寄与である。彼の『景気循環論』A Contribution to the Theory of the Trade Cycle(1950)は、景気循環の分析に経済成長の要因を導入し、「制約循環」の理論を完成した。第三は成長理論、資本理論への貢献である。彼の『資本と成長』Capital and Growth(1965)は、経済成長と資本蓄積の分析の流れを整理し、さらにその展開を目ざしたものであり、『資本と時間』Capital and Time(1973)は、オーストリア学派の資本理論を導入して成長理論に新生面を開くことを試みたものである。さらに彼の著作には、『賃金の理論』The Theory of Wages(1932)、『経済の社会的構造』The Social Framework : An Introduction to Economics(1942)、『需要理論』A Revision of Demand Theory(1956)、『貨幣理論』Critical Essays in Monetary Theory(1967)、あるいは『世界経済論』Essays in World Economics(1959)、『経済史の理論』A Theory of Economic History(1969)、『経済動学の諸方法』Methods of Dynamic Economics(1985)などがあり、いずれも重要な一石を投じている。[佐藤豊三郎]
『安井琢磨・熊谷尚夫訳『価値と資本』全二冊(1951・岩波書店) ▽古谷弘訳『景気循環論』(1951・岩波書店) ▽安井琢磨・福岡正夫訳『資本と成長』全二冊(1970・岩波書店) ▽根岸隆訳『資本と時間』(1974・東洋経済新報社)』

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世界大百科事典内のヒックスの言及

【安定条件】より

…この調整過程にしたがえば,一財の市場で需要曲線が右下がり,供給曲線が右上がりの標準的なケースでは,価格は時間とともに需給曲線の交点が与える均衡価格に収束することが知られる。 多数財の市場における安定性は最初J.R.ヒックスによって需要関数と供給関数の形状を用いての静学的方法によって分析されたが(静学的安定条件),P.A.サミュエルソンは先に述べたような形で調整過程の動学方程式を定式化し,安定のための十分条件を求めた(動学的安定条件)。彼の結果は後にK.アローやL.ハーウィッツらによって発展させられ,安定条件についてより適切な経済的な解釈が与えられるようになった。…

【価値】より

…人々があるべき価格水準についての価値観を共有しているならば,それが人々の需給行動に対し影響を与えないはずはない。J.R.ヒックスは,公正賃金fair wageという概念にもとづくことによって,市場価格が人々の“価格に関する価値観”によっていかに左右されるかを論じている。 マルクスは,労働価値説という大いに疑わしい仮説に依拠して資本家の獲得する剰余価値や労働者の被る搾取を説明したのであったが,社会的価値の考え方にもとづけば,剰余価値や搾取に対して別様の解釈を下すことができる。…

【景気循環】より

…この欠陥を取り除くためには,体系を非線形化する必要がある。乗数・加速度モデルで発散解の場合をとりながら,完全雇用の天井と成長する独立投資の底をおくことにより体系を非線形化して景気循環を説明したのはJ.R.ヒックスである。 他方,アメリカの経済学者グッドウィンR.M.Goodwinは,実際の資本量が最適資本量より小さいか,等しいか,あるいは大きいかによって,投資の大きさが変化するとし,加速度関係を非線形化して,循環的変動とともに成長の現れる理論を構築した。…

【市場均衡】より

…ワルラスの後継者V.パレートは,ワルラスの基数的な効用理論をより一般的な序数的効用理論によっておきかえることに成功し,スウェーデン学派のK.ウィクセルは,ワルラスによって扱われた資本,利子,貨幣の分析を多方面に発展させた。また1940年を前後してJ.R.ヒックス,P.A.サミュエルソンは一般均衡理論の体系に比較静学の方法を導入し,同じころ,W.レオンチエフは産業間の相互依存をデータ分析が可能な形に具体化した産業連関理論(産業連関表)を開拓した。以後の均衡分析の発展では,均衡解の存在についての厳密な証明,安定分析,動態経済の分析,ゲーム理論との対応の研究などに重要な貢献が多い。…

【ロンドン学派】より

…ロビンズは処女作《経済学の本質と意義》(1932)において,有名な〈経済学の希少性定義〉を与えるとともに,相異なる個人の基数的効用の比較可能性を前提とするA.C.ピグーの〈旧〉厚生経済学の基礎を厳しく批判した。厚生経済学から分配に関する〈非科学的〉価値判断を放逐し,資源配分の効率性の確保にのみ科学としての厚生経済学の可能性を認めるN.カルドア,J.R.ヒックス,A.P.ラーナーらの〈新〉厚生経済学は,ロビンズによるこの批判を契機として誕生したものである。一方ハイエクは,オーストリア学派の資本理論を継承・発展させた《資本の純粋理論》(1941)を著すとともに,L.E.vonミーゼスにより先鞭をつけられた,社会主義経済における合理的経済計算の可能性についての論争においても重要な役割を果たし,価格機構の情報伝達機能に関する深い洞察を示した。…

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