消費者選択の理論(読み)しょうひしゃせんたくのりろん

百科事典マイペディアの解説

消費者選択の理論【しょうひしゃせんたくのりろん】

一定の所得をもつ消費者が与えられた価格のもとでどのような意思決定をするか分析する理論。消費者には好みがあり,もっとも好ましい選択肢を選ぶと考えられる。2財しか商品がないとすると,消費者が同じくらい好ましいと思う財の消費量の組合せを表す無差別曲線と,与えられた価格と所得で購入可能な消費量の組合せを表す予算線の接点にあたる消費量を消費者は選択する。また価格や所得の変化に対して,消費量がどれだけ変化するかも分析される。
→関連項目パレートヒックス

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうひしゃせんたくのりろん【消費者選択の理論 theory of customer’s choice】

消費者・企業という個別経済主体の行動分析を通じて,経済全体の動きを分析することがミクロ経済学の目的である。ミクロ経済学では,経済主体は合理的に行動すると想定し,そこから経済の一般法則を導き出そうとする。ここで合理的とは,〈限られた手段の中から自己の目的を最大にするものを選ぶ〉という意味である。消費者選択の理論は,ミクロ経済学において消費者の行動を分析する理論で,その目的は,財に対する需要がいかに決定され,それがどのような性質をもつかを明らかにすることである。

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