ピット[大](読み)ピット

百科事典マイペディアの解説

ピット[大]【ピット】

英国の政治家。大ピットと呼ばれる。国民の信望を集め,雄弁をもって聞こえた。1735年下院議員になり,ウォルポール批判と軍事改革で名をあげ,事実上の首相として七年戦争を指導。1757年―1761年連立内閣を組織,インド・北米でフランスと争い圧倒的勝利をもたらした。チャタム伯に叙せられ,1766年―1768年再び連立内閣をつくったが,病いをえて辞職。アメリカ植民地には同情を示したが,その独立を憤慨して議場で倒れ,病没。
→関連項目グレンビルジョージ[2世]ニューカッスル公

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世界大百科事典 第2版の解説

ピット[大]【William Pitt,1st Earl of Chatham】

1708‐78
イギリスの政治家。その子〈小ピット〉に対して〈大ピット〉と呼ばれる。インド帰りの大金持トマス・ピットの孫。イートン校オックスフォード大学に学び,1735年,祖父の時代よりピット家の支配下にある都市選挙区から下院議員に選出される。主計長官(1746‐55)を経て,56年末,七年戦争へのイギリス参戦の直後,国務相に就任してデボンシャー公の内閣の実質上の主導権を握るが,ジョージ2世の全面的信任が得られずに翌57年4月辞任。

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