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フィラリア症 フィラリアショウ

5件 の用語解説(フィラリア症の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

フィラリア‐しょう〔‐シヤウ〕【フィラリア症】

糸状虫が寄生して起こる病気。熱帯・亜熱帯に多く、人間にはバンクロフト糸状虫マレー糸状虫などが感染し、アカイエカなどが媒介する。発熱・リンパ管炎乳糜(にゅうび)尿象皮病などが起こる。糸状虫症

出典|小学館
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大辞林 第三版の解説

フィラリアしょう【フィラリア症】

バンクロフト糸状虫・マレー糸状虫の感染によって起こる慢性疾患。熱帯・亜熱帯に多くみられる。アカイエ蚊・ヤブ蚊などにより媒介され、リンパ系に寄生して局所の浮腫・象皮症・乳糜にゆうび尿などを起こす。糸状虫症。

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フィラリア症
フィラリアしょう

バンクロフト糸状虫症」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フィラリア症
ふぃらりあしょう
filariasis

糸状虫(しじょうちゅう)(フィラリア)のうち、とくにバンクロフト糸状虫とマレー糸状虫の感染、寄生による疾患で、フィラリア病ともいわれる。成虫は循環系(血管系とリンパ系)に寄生し、ほとんど移動しないが、孵化(ふか)直後の幼虫(ミクロフィラリア)は活発に運動し、毎日一定時刻に末梢(まっしょう)血管中に移動する。これを定期出現性といい、バンクロフト糸状虫では夜間10時ごろから翌朝4時ごろまで出現するので、この時刻以外に採血しても検出できない。
 バンクロフト糸状虫は熱帯から亜熱帯にかけて広く分布し、おもにアカイエカおよびネッタイイエカによって媒介される。この場合は初期の急性症状として熱発作(俗に「くさふるい」という)のほか、リンパ節炎、リンパ管炎、精巣炎、丹毒様皮膚炎などが現れ、慢性期には下肢の腫脹(しゅちょう)、陰嚢水瘤(いんのうすいりゅう)、乳糜(にゅうび)尿のほか、象皮病が認められる。これらの症状は1年以上にわたってみられる。
 これに対してマレー糸状虫は、インド、東南アジア、中国南部、朝鮮半島南西部に分布し、おもにトウゴウヤブカによって媒介される。この場合は乳糜尿がほとんどみられず、象皮病も四肢末端に限られる。日本では近年カの駆除対策の結果、感染者は著しく減少している。なお、熱帯地方には、皮膚にかゆみや脱色素斑(はん)を生ずる回旋糸状虫(オンコセルカ)症や昼間定期出現性をもつロア糸状虫症などもある。
 治療としては、保虫者に対してジエチルカルバマジン(スパトニン)を投与する。予防としては、保虫者への薬剤投与とともに、媒介するカの殺滅を目的として発生場所に殺虫剤の散布を行う。[松本慶蔵・山本真志]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のフィラリア症の言及

【象皮病】より

…皮膚が全体に肥厚し,浮腫性で,表面がざらざらになり,象の皮膚を思わせる外観を呈するものをいう。ふつうフィラリア症に伴う皮膚変化を指すが,手術や外傷後のリンパの鬱滞(うつたい)に基づく類似の変化にも用いられることがある。フィラリア症は吸血昆虫を中間宿主とする糸状虫感染症で,日本では九州地方の風土病としてみられたが,近年は著しく減少した。…

※「フィラリア症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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