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フッキソウ

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百科事典マイペディアの解説

フッキソウ

ツゲ科の常緑多年草北海道〜九州,中国の山地樹下にはえる。茎は木質化し高さ30cm内外,葉は互生するが2〜3ヵ所に集まる。春〜夏,茎頂に短い花穂を出し,上部に多数の雄花,その下に少数の雌花をつける。

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世界大百科事典 第2版の解説

フッキソウ【Pachysandra terminalis Sieb.et Zucc.】

山地のやや湿った樹林下に小群をつくるツゲ科の常緑低木(イラスト)。北海道から九州まで分布し,中国にも産す。茎は横走する地下茎から斜上し,緑色で高さ20~30cmとなる。葉は倒卵状へら形で,上縁に粗い牙歯がある。質は厚く,表は深緑色で光沢がある。葉の寿命は通常2年で,当年葉~2年葉が階をなし,毎年伸長した茎の上部に群がって互生する。花期は3~5月。長さ2~5cmの穂状花序が頂生し,花をつけると仮軸分枝する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フッキソウ
ふっきそう / 富貴草
[学]Pachysandra terminalis Sieb. et Zucc.

ツゲ科の常緑多年草。地下茎はよく伸びて繁茂し、地表を覆う。地上茎は高さ20~40センチメートル。葉は互生であるが茎上に集まって輪生状にみえ、卵状楕円(だえん)形で上部に粗い鋸歯(きょし)がある。厚みはあるが柔らかく、裏面は深緑色。晩春から初夏、茎頂に短い穂状花序をつくり、多数の雄花と少数の雌花を同一花序に密につける。雌・雄花ともに花被片(かひへん)は4枚。雄花は雄しべが4本、雌花は2花柱をもつ4室の子房があり、各室に胚珠(はいしゅ)が1個ある。核果は卵円形で長さ約6ミリメートル、白色に熟す。山地の樹林下に群生し、北海道から九州、および中国に分布する。名は、繁殖力が豊かであることに由来し、別名キチジソウ(吉祥草)ともいう。よく庭に植えられ、フイリフッキソウ、フクリンフッキソウなどの品種がある。[古澤潔夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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