ブンダーリヒ(英語表記)Wunderlich, Paul

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ブンダーリヒ
Wunderlich, Paul

[生]1927.5.10. ベルリン
ドイツの画家,版画家。ハンブルクの美術学校で学び,兵役に服したのち第2次世界大戦後美術家として出発。 1960~63年パリに住んだが,以後ハンブルクに定住し高等美術学校で教えた。女性をモチーフにした版画が有名。女性が空間のなかへ溶解して何かに変容しつつあるかのようなイメージを特色としている。

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百科事典マイペディアの解説

ブンダーリヒ

ドイツのテノール歌手。ラインラント・ファルツ州クーゼルで音楽家の両親のもとに生まれ,フライブルク高等音楽学校で学ぶ。1955年シュツットガルト歌劇場でオペラ・デビュー。1960年からバイエルン国立歌劇場の舞台にも立ち,各地の歌劇場に客演。モーツァルトやR.シュトラウスのオペラで名声を確立する一方,オラトリオ歌手,リート歌手としても活躍。クレンペラー,C.ルートウィヒと共演した《大地の歌》をはじめ数々の名唱を録音に残す。最盛期を前に,階段からの転落事故で夭逝(ようせい)した。美しい発声とニュアンスに富んだ歌唱で,不世出のリリック・テノールとして今も称えられている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ブンダーリヒ【Karl Reinhold August Wunderlich】

1815‐77
ドイツの医学者。体温曲線の医学的意味を重視し,体温を診断にあたっての基本的情報として定着させたことで有名である。医師の子としてドイツに生まれ,チュービンゲン大学を卒業。パリやウィーンへの留学を経て1843年にチュービンゲン大学内科学教授となり,50年からライプチヒ大学内科学教授に転任。臨床家としてのほかに,病理学者としても発言し,R.フィルヒョーの細胞病理学説を批判した。著書としては《疾病時の体温について》(1868)が代表的であるが,ほかに《病理学各論・治療学要綱》(1858)や《医学史》(1859)も知られている。

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