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ヘビイチゴ

百科事典マイペディアの解説

ヘビイチゴ

日本全土,東アジアの低地路傍や田の畔(あぜ)などに多いバラ科の多年草。茎はつる状にのびて地をはい,卵円形の小葉3枚からなる葉を互生する。4〜6月,葉腋から1本の花柄を出し,頂に黄色5弁で径約1.5cmの花を1個つける。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヘビイチゴ
へびいちご / 蛇苺
[学]Duchesnea chrysantha (Zoll. et Mor.) Miq.

バラ科の多年草。茎は細くて長く、節から発根して地表をはい、群生する。葉は長い柄があって互生し、3出複葉で小葉は倒卵形、縁(へり)に深く切れ込む鋸歯(きょし)がある。葉質は薄く、黄緑色で、托葉(たくよう)がある。4~6月、葉腋(ようえき)から細長い花柄を出し、黄色で径約1センチメートルの5弁花を1個開く。花期後、花托は肥大し、いちご状果となる。果実は球形の痩果(そうか)で、表面にしわがある。赤色に熟すが、海綿質でおいしくはない。山野や平野の道端に普通に生え、日本、および朝鮮半島、中国、インドからインドネシアに分布する。近縁のヤブヘビイチゴは、全体が大形で、ヘビイチゴが二倍体であるのに対し一二倍体である。分布は同じであるが、より日陰の所に生育する。
 ヘビイチゴ属はアジアに約6種あるといわれるが、学説ははっきりと定まっていない。オランダイチゴ属やキジムシロ属といっしょにされていたことがあるが、現在は別属とされる。茎ははい、花弁は黄色で、赤色のいちご状果をつくるが、美味でないのが特徴である。中国では本属の植物を薬用とする。[鳴橋直弘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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