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ヘブライ神話 ヘブライしんわHebrew myths

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘブライ神話
ヘブライしんわ
Hebrew myths

唯一神ヤハウェ信仰成立以前に,ヘブライ (ユダヤ) 人の先祖の間に伝承されていたと推定される神話。その信仰による純化のため,原始の神話については明らかでないが,近年考古学などの研究によって周辺諸民族の状況が解明され,ヘブライ人自体の原始状況も明らかになりつつある。それによれば,旧約聖書自体のなかにも,天地創造,エデンの楽園,楽園追放,ノアの洪水,バベルの塔建設など,近隣民族の神話と共通の要素がみられ,メソポタミア時代の神話伝承の痕跡がうかがわれるとされる。初め部族神であったヤハウェの信仰は徐々に多神教を克服していくとともに,原始神話をもヤハウェ信仰的に再解釈して取入れていったと思われる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ヘブライしんわ【ヘブライ神話】

ヘブライ語による神話は,前10世紀以降初めて散文の形で文字化され,旧約聖書の《創世記》の人類太古史として,今日に伝えられている。〈天地創造〉〈人類の誕生〉〈カインアベル〉〈ノアの洪水〉〈バベルの塔〉などがそれである。これらは古代オリエント文学同様,本来が口承文学であるため,構造および言語において詩に近い形式を有している。いずれも,古代イスラエル王朝時代に,標準的散文体による公式記録の史書として製作されたとみなされる。

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