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ベテルギウス ベテルギウス Betelgeuse

翻訳|Betelgeuse

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベテルギウス
ベテルギウス
Betelgeuse

オリオン座α星 (α-Ori) の固有名。スペクトル型は M2,表面温度 3400Kの低温の赤色超巨星で,0.4~1.2等の範囲を約 2070日の周期で変光する半規則的変光星。変光の原因は星の脈動による。

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デジタル大辞泉の解説

ベテルギウス(Betelgeuse)

オリオン座α(アルファ)星。冬の空に輝く赤色の超巨星で、0.0~1.3等に変光する。距離497光年。近年、急激な収縮や変形が観測され、超新星爆発がいつ起きてもおかしくない状態であることが分かった。和名、平家星。

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百科事典マイペディアの解説

ベテルギウス

オリオン座のα星。シリウスプロキオンとともに〈冬の大三角形〉を形づくる。赤色の超巨星で,5.8年ほどで0.3~0.9等くらいに変光する半規則変光星。直径は太陽の約800倍。

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世界大百科事典 第2版の解説

ベテルギウス【Betelgeuse】

オリオン座のα星。ベテルギウスの名は,アラビア語のイブト・アル・ジャウザーibṭ al‐jawzā’(〈巨人オリオンわきの下〉の意)に由来している。日本では〈平家星〉の名がある。これは赤い色を平家の赤旗と見たものである。5.8年ほどで,0.3等から0.9等くらいの変光をする半規則変光星。直径は太陽の800倍ほどもある赤色超巨星。質量は太陽の20~30倍。表面温度は約3300K。概略位置は赤経5h55m,赤緯+7゜24′。

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大辞林 第三版の解説

ベテルギウス【Betelgeuse】

オリオン座のアルファ星。ベータ星のリゲルが青白色で源氏星と呼ばれるのに対し,色が赤いため平家星という。赤色超巨星で不規則変光星。明るさは0.4等から1.3等まで変光。距離500光年。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベテルギウス
べてるぎうす
Betelgeuse

オリオン座のα(アルファ)星の固有名。冬の夜空を飾る真っ赤な超巨星で、この星とシリウス、プロキオンで「冬の大三角」をつくる。名前はアラビア語ヤド・アル・ジャウザYad Al-Jawa(「巨人の腕」の意。巨人は初めふたご座のことであったが、のちにオリオンを意味するようになった。ほかに「中央のわきの下」「白い帯の羊の前肢」との説もある)のYをBに誤音写したBedalgeuzeに由来する。その後も誤音写があり、今日なおヨーロッパでは地方や民族によって少しずつ異なった呼び方がある。
 2000年の天球上の位置は、赤経5時55分11秒、赤緯プラス7度24.4分。毎年12月20日ごろ真夜中に南中する。固有運動は29ミリ秒角/年。スペクトル型M2abの超巨星で、進化の最終段階にある中小質量のAGB星(漸近巨星分枝星)。半規則型変光星で、実視等級は0.0等から1.3等まで変化する。色指数(BV)はプラス1.84~プラス1.89等(天体の色を表す指標の一つで、青色B等級から実視V等級を引いたもの)。Kバンド(赤外波長帯2.2マイクロメートル)で観測した場合はマイナス4.3等で、Kバンドでは全天で一番明るい恒星。視線速度も変化する。視差は7.6ミリ秒角で、地球からの距離はおよそ420光年。
 1920年マイケルソンとピースFrancis Gladhelm Pease(1881―1938)は干渉計で星の直径を初めて測定し、ベテルギウスの角直径47ミリ秒角を得た。観測する波長によって星の大きさは違って見え、最近の角直径の測定値は45ミリ秒角または56ミリ秒角。光球の半径は太陽の600~800倍にもなる。太陽系でいえば火星の軌道をすっぽり包んでまだ余りがある大きさに膨らんでいる。表面温度は3600K(ケルビン)。質量は太陽の15倍程度、光度は太陽の6万倍程度と推定されている。自転は遅く1回自転するのに17年ほどかかる。光球の明るさが一様でなく複数の明斑点(はんてん)(ホットスポット)が観測された。光球の上には非常に厚い彩層があり光球半径の7倍程度まで広がっている。彩層の外側にはガスやダスト(固体微粒子)が大きく星を取り囲んでいる。この星は多量のガスを放出しており、その量は毎年太陽質量の100万分の2程度と推定されている。光球半径の30~40倍離れたところより外でダストがつくられていることや、ガス殻は外に向かって膨張していてガスの広がりは星から1分角(1兆キロメートル)以上の距離まで及んでいることがわかった。電波星、赤外線星、紫外線星でもある。計六つの星からなる多重連星系とされる。[山崎篤磨]
『パトリック・ムーア著、岡崎彰・吉岡一男訳『星・物語――100億光年のかなたから』(1992・丸善) ▽岡崎彰著『奇妙な42の星たち――宇宙の秘密教えます』(1994・誠文堂新光社)』

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