ペースト(読み)ぺーすと

デジタル大辞泉の解説

ペースト(paste)

肉・内臓や野菜などをすりつぶした食品。「レバーペースト
はんだ付けに用いる、松やになどの樹脂塩化亜鉛を加えた糊(のり)状のもの。
コンピューターで、文章・図形などのデータを一時的にメモリー上に置き、他の位置にそれを転写すること。貼り付け。「コピーアンドペースト

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世界大百科事典 第2版の解説

ペースト【paste】

魚肉,レバー,トマトなどをすりつぶして柔らかく滑らかにした食品。例えばレバーペーストは,牛や鶏,豚のレバー(肝臓)をゆでて裏ごしし,バター,香辛料調味料などを加えて練る。パンに塗って,そのまま食べたり,オードブルカナッペなどに使う。トマトペーストは,トマトを煮て裏ごしして皮や種を除き,さらに煮詰めて水分を少なくしたもので,西洋料理の煮込みやソースなどの調味料として用いる。このほか,アンチョビーペースト,アーモンドペーストなどがある。

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大辞林 第三版の解説

ペースト【paste】

のり
はんだ付けの効果をあげるために用いる糊状の助剤。
肉や野菜などを煮てすりつぶし、練った食品。
任意のデータをクリップボードと呼ばれる一時的な記憶領域に保存し、別の位置にその内容を貼り込むこと。 → カットアンドペースト

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ペースト
paste

糊状になった食品。魚・肉類の肝臓などをすりつぶしてからゆがいて,調味料,香辛料を加えた各種のレバーペーストが一般的である。普通の肉類に比べて無機質,ビタミン B2 が豊富なので,貧血症の人,妊婦,乳幼児によいとされる。日本には納豆をすりつぶし味噌を加えた納豆ペーストなどもある。主としてパンやクラッカーにつけて食べるが,マヨネーズトマトケチャップなどに合せてソース類にして利用することもある。たい味噌などの嘗味噌類,練りうに,海苔の佃煮なども広義のペーストといえる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ペースト
ぺーすと
paste

すりつぶした状態の食品のこと。肉、魚、果物、野菜など各種のものがある。材料をすりつぶし、水分の多いものは濃縮し、少なくて固いものは液体を加え適度な粘度に調節する。加熱調理と調味をして瓶詰、缶詰に加工したものが多い。肉類ではチキンペースト(鶏肉)、レバーペースト(ウシ、ブタ、ニワトリなどの肝臓)、魚ではアンチョビーペースト(イワシの塩蔵発酵品)、野菜でトマトペーストがある。そのほか、アーモンドペースト、ごまペーストなどがある。また、各種のベビーフード、練りうに、なめみそ、海苔佃煮(のりつくだに)なども一種のペーストである。ペーストはそのままでカナッペやサンドイッチに用いる。また、ソースのベース、和(あ)え物など調味料としても用いられる。
 小麦粉に水や牛乳とバターなどを加えてこねた生地(きじ)のなかで、パンやケーキなどより柔らかいものをペーストとよぶ。たとえばシュークリーム用のシュー生地やクレープ生地をペーストという。[河野友美]

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精選版 日本国語大辞典の解説

ペースト

〘名〙 (paste 糊(のり)の意)
① 糊状のもの。特に、すったり練ったりして糊状にした食品。〔外来語辞典(1914)〕
※ロッパ食談(1955)〈古川緑波〉洋食衰へずIII「チーズだの、魚のペーストなんかの載っているザクスカ」
② ハンダと材料との接着をよくするために用いられる軟膏状のもの。金属表面の酸化被膜をはぎとり、空気と金属表面との接触を断って新たに酸化被膜が生成するのを防ぐ。
③ (━する) パソコンで、文書などの作成中に、他の箇所から切り取ったり、複写したりしたデータを、必要な箇所に貼り付けること。「カットアンドペースト

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