出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
沪紙クロマトグラフィーともいう.沪紙に含んだ液体を固定相とし,溶媒を移動相としたクロマトグラフィー.沪紙の一端に混合試料をスポットし,溶媒につけると溶媒が毛細管現象によって他端に移動する.この際,沪紙に含まれた液相と展開溶媒との分配係数の差によって物質が分離される.沪紙を乾燥してから呈色試薬を噴霧して着色させる.原点から物質が移動した距離(Rf 値)によって同定する.広い沪紙を用いて二次元に展開させる方法もある.アミノ酸,糖類,その他多くの有機化合物をはじめ,無機イオンの分離まで広く用いられる簡単な分析手段である.1944年,A.J.P. Martin(マーチン)とR.L.M. Synge(シング)によって発見された方法で,両氏はこの発見によって,1952年ノーベル化学賞を受けた.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…移動相は成分を前進させる力として,固定相はこれに抵抗してとどめようとする力として働いている。なお,分離は図の上から5段目または6段目あたりで止める方法(後述の薄層クロマトグラフィーやペーパークロマトグラフィーの場合)と成分ごとに溶出させて検出器に導き,クロマトグラムを自動的に得る方法(ガスクロマトグラフィーや高速液体クロマトグラフィーの場合)とがある。 固定相の種類を選ぶことによって,吸着,溶解,分子ふるい,イオン交換などの現象を利用できる。…
※「ペーパークロマトグラフィー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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