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ホタルイカ ホタルイカ Watasenia scintillans; sparkling enope squid

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ホタルイカ
ホタルイカ
Watasenia scintillans; sparkling enope squid

軟体動物門頭足綱ホタルイカモドキ科。胴長 7cm,胴幅 2cmの円錐形状で,雄は雌よりやや小さい。腕は胴長の約2分の1で,吸盤は鉤に変形している。触腕は胴長とほぼ等長。体表には大小数百個の発光器があるが,第4腕の先端にある3個が最も大きく直径 1.2mmほどで,次いで眼の腹側に並ぶ5個の直径は 1mmである。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ホタルイカ

体長6センチ前後で、全身に約千個の発光器があり、外敵などから身を守るために青白い光を放つとみられている。富山湾では春になると産卵のために海中400メートル前後から浮上し、沿岸近くまで押し寄せる。常願寺川の河口左岸から魚津港にかけての15キロ、満潮時の沖合1260メートルまでが、ホタルイカ群遊海面として国の特別天然記念物に指定されている。

(2007-03-07 朝日新聞 朝刊 富山全県 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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百科事典マイペディアの解説

ホタルイカ

軟体動物ホタルイカモドキ科。形はスルメイカに似るが,体長は5cmくらいと小型。全身に無数の発光器をもつ。日本海全域,北海道以南〜熊野灘の200〜1000mの深海に生息し,5月ころの産卵期には海岸近くに来遊。
→関連項目イカ滑川[市]

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栄養・生化学辞典の解説

ホタルイカ

 [Watasenia scintillans].ツツイカ目スルメイカ亜目ホタルイカ属の小型のイカ.7cmほどになる.食用にする.

出典|朝倉書店
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ホタルイカ
ほたるいか / 蛍烏賊
firefly squid
[学]Watasenia scintillans

軟体動物門頭足綱ホタルイカモドキ科のイカ。発光性の種で、オホーツク海から日本海、および熊野灘(なだ)以北の水深100~600メートルぐらいの中層にすむ。3~5月ごろの産卵期には富山湾に大集群がみられ、漁獲される。外套(がいとう)長70ミリメートル、外套幅20ミリメートルぐらいになり、雄は雌よりやや小形である。腕は外套長の半分ぐらいの長さで細い。触腕も細く、吸盤のほかに2本の鉤(かぎ)があるのが特徴である。体表には腹面を中心として発光器が多数あり、外套膜の上だけでも500から600に達する。そのほか目の腹面や第4腕の先端にも特殊な発光器をもつ。前述のように富山湾以外の海域にも分布するが、富山湾の場合は、急深の特殊な地形によって生じる湧昇流(ゆうしょうりゅう)によって産卵集群が波打ち際まで押し上げられるものと思われ、このような現象は小規模ながら魚津(うおづ)や相模(さがみ)湾でもおこる。発光は種どうしの信号、威嚇のみならず、薄明るい背景に溶け込むカムフラージュの機能もあると思われる。富山湾では瓢(ひさご)網(定置網の一種)で漁獲される。天然では底魚や海獣類の重要な餌料(じりょう)となっている。[奥谷喬司]

料理

漁獲地やその周辺では生きたものが出回るが、多くはゆでて出荷される。新鮮なものは刺身によい。現地では、足と軟骨を除いたものを刺身としてしょうがじょうゆで食べるが、これは別名「竜宮そうめん」ともよばれ、富山県滑川(なめりかわ)地方の名物になっている。さっと熱湯でゆでたものは二杯酢、三杯酢にしたり、また、含め煮、佃煮(つくだに)にもよい。料理には、ゆでたら目玉をかならず除いておく。ホタルイカの酢みそ和(あ)えは富山県の郷土料理として知られている。ホタルイカを熱湯で手早くゆでて目玉を除き、冷ましてから酢みそで和える。ゆでたワケギやネギを加えることもある。[河野友美・大滝 緑]
『稲村修著『ほたるいかのはなし』(1994・魚津市教育委員会・魚津水族館) ▽甲南大学総合研究所編・刊『ホタルイカの中深海光環境への適応』(1997) ▽奥谷喬司編著『ホタルイカの素顔』(2000・東海大学出版会)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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