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ポリュビオス ポリュビオス Polybios

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ポリュビオス
ポリュビオス
Polybios

[生]前200頃.アルカディアメガロポリス
[没]前118以後
古代ギリシアの歴史家。若くして政治家を志し,アカイア同盟の将軍を務め,ローママケドニアの戦争にあたってアカイア同盟の中立を保証するための 1000人の人質の一人としてローマへ行き,小スキピオ家庭教師に選ばれ,終生の友情を結んだ。

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百科事典マイペディアの解説

ポリュビオス

ローマ共和政期の歴史家。ギリシア人。第3次マケドニア戦争の前168年ピュドナの戦の後,人質としてローマに送られ,スキピオ(小)の保護を受けた。ギリシア語で書いた主著《歴史》はローマの世界統一の経緯を記したもので,その中で政体循環論を展開。

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世界大百科事典 第2版の解説

ポリュビオス【Polybios】

前200ころ‐前118ころ
ローマの興隆期を記述したギリシアの歴史家。ペロポネソス半島中部アカイアの都市メガロポリスに政治家リュコルタスLykortasの子として生まれた。前167年から前150年にかけてアカイア人1000名がイタリアに抑留されたとき,ポリュビオスもこの中に含まれており,ローマに留まった彼はスキピオアエミリアヌス(小スキピオ)と親交を結ぶ。以後彼は,スキピオに従って地中海各地を訪れ,前146年にアカイアに戻ると,《歴史》の執筆に取りかかったと思われる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ポリュビオス
ぽりゅびおす

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世界大百科事典内のポリュビオスの言及

【ギリシア文学】より

…ここにまたギリシアの文筆家や哲学者たちが,ローマ人の被護者のもとにギリシア語で執筆活動を行う素地が培われた。スキピオ一族の被護下に前2世紀早くも《ローマ興隆史》を著したギリシア人歴史家ポリュビオスの足跡は,いみじくも,ローマの覇権下に生きることとなったギリシア人らの文芸活動を先触れするものといえよう。共和政ローマの政治家・知識人にとってアテナイ留学は必修課程であり,またロドス島のストア派の大学者パナイティオスやその弟子ポセイドニオスの教えを請うた者たちも数多い。…

【政体】より

…アリストテレスの政体論はこれ以後の政体論の範型をなすことになる。 紀元前2世紀のポリュビオスは,君主制が僭主制,貴族制,寡頭制,民主制,衆愚制を経て,再び君主制に戻るという政体循環論によってギリシアの歴史を描き,共和政ローマの安定と発展を,混合政体論によって説明した。伝統的政体論は,これ以後も,政治体制の批判または弁証の枠組みとして生きつづけるが,ローマの帝政化,キリスト教の成立,さらにゲルマン中世の発展と安定の過程で,体制構想と結びついたダイナミズムは失われていった。…

【政体循環論】より

…国家の政体は歴史的に循環するという理論。ギリシアの歴史家ポリュビオスが彼の著書《歴史》第6巻でローマの政体を論じたときに提起した説。すなわち一員政(君主政)の政体はやがて悪化して暴君政となり,これを是正するために貴族政が成立するが,それも少数者が権力を濫用する寡頭政に陥る。…

【世界史】より

… ヨーロッパにおいても事情は同じである。世界史ということばをはじめて使用したのはローマ時代のギリシア人ポリュビオスであるが,世界といってもローマが征服したか交渉のある地域である。ローマの征服についでキリスト教は人類の統一性,その究極目的を設定し,〈カトリック〉ということばが〈普遍的〉を意味するように,歴史は神の国と地上の国の対立であるという神学的二元論が世界史の構想をつくりあげ,この歴史観は中世社会を支配した。…

【歴史】より

…トゥキュディデスは,ペロポネソス戦争を描いたが,歴史を動かす人間の資質に関心を寄せ,また歴史への探究によって,未来の行動への準則が学び取られると考えた。このような傾向は,ローマの発展を描いたギリシア人歴史家ポリュビオスではより顕著であり,歴史叙述の実用性・教訓性が強調されている。しかし,ギリシア人は,一般的には人間世界に生起する事件には,形式的な循環性があるとし,サイクルの継起によって説明しようとする志向が強かった。…

【ローマ没落史観】より


[古代]
 ローマ没落観は,すでにローマ興隆期から存在した。ポリュビオスやアッピアノスは,前146年炎上するカルタゴを前にして,将軍小スキピオが〈ローマもいつの日か同じ運命に遭わん〉と心中憂えたことを伝えているが,これは外敵の制圧は内での退廃を招くという当時ローマ人が抱いていた危惧を反映しており,このような没落の観念はポリュビオスの政体循環論に影響を与えた。共和政末期の混乱は未来に対する悲観論に拍車をかけ,サルスティウスは〈すべて生まれしものは死す。…

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