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マルドゥク マルドゥク Marduk

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マルドゥク
マルドゥク
Marduk

古代バビロニアの神。バビロンが優勢になるとともにバビロンの守護神であるためその地位も重視されてバビロニア・パンテオンの主神となり,シュメール・パンテオンの主神ベル・エンリルと合体してベル・マルドゥクと呼ばれ「国々の王」となった。

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デジタル大辞泉の解説

マルドゥク(Marduk)

バビロンの守護神。エヌマエリシュでは、ティアマトを殺して世界と人類をつくった創造神としてたたえられている。

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百科事典マイペディアの解説

マルドゥク

古代バビロニアの主神。本来バビロンの市神。父はエア(エンキ),配偶神はツァルパニートゥム,子はナブ。同神を主人公とする物語の代表が《エヌマ・エリシュ》で,ティアマトを討って天地を創造したと伝える。
→関連項目アッシュールエンリル守護霊太陽崇拝ティアマトハンムラピ

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世界大百科事典 第2版の解説

マルドゥク【Marduk】

バビロンの主神。その名については〈太陽神ウトゥの子牛〉〈マルトゥ人の主〉などさまざまに解釈されて定説がなく,同神の由来も不明。マルドゥクが文献史料に確実に検証されるのはバビロン第1王朝成立以後のことである。その名がバビロニア全土に知られるようになるのは,同王朝後葉のアビエシュフの頃になってからであろう。次のカッシート時代には,マルドゥクを〈主〉(ベール)と呼び,この呼称を人名の一部として用いることが盛んになった。

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大辞林 第三版の解説

マルドゥク【Marduk】

バビロニアの神。元来、農耕神であったが、バビロン市の興隆とともに最高神に昇格。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マルドゥク
まるどぅく
Marduk

古代バビロニアで尊崇された神で、『旧約聖書』の「エレミヤ書」50章二のメロダクはこれにあたる。当初は地方神であったらしいが、バビロン第一王朝の初め(前19世紀ごろ)に勢力を得て、それまでのシュメール起源の主神エンリルにとってかわった。ハムラビ王(前17世紀ごろ)の法典前文に知恵の神エア(シュメール名エンキ)の息子として現れており、また『エヌマ・エリシュ』は、マルドゥクに捧(ささ)げられた新年儀式用の賛歌であり、女神ティアマト征伐、人間および動植物の創造などのマルドゥクの業績が語られている。この神名はセム語、シュメール語での解釈も試みられているが確定的ではない。バビロンの神殿はエ・サグ・イラとよばれ、また、竜と投槍(なげやり)をシンボルとしており、天神としては木星をさした。[矢島文夫]

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世界大百科事典内のマルドゥクの言及

【エヌマ・エリシュ】より

…バビロニアの天地創造物語。バビロンの主神マルドゥクのエサギラ神殿で,正月(現行暦の3~4月)元日から12日に行われた新年祭の4日目午後に祭儀文として奉納された。〈上では天がまだ名づけられなかったとき……〉で始まり,最初のエヌマ(とき)とエリシュ(上では)の2語をとってこう呼ばれる。…

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