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『旧約聖書』の三大預言書の一つ。「イザヤ書」に続く位置に置かれる。ユダ王国の末期に活動した預言者エレミヤのことばを中心に編集されている。エレミヤの預言活動はユダ王国の滅亡に関連して、政治的性格を強くもっているが、その特色は、ヤーウェ宗教の立場からの政治、とくに外交政策の批判である。彼は外敵の攻撃について警告したり、民族主義を厳しく批判したため、貴族や司祭らの支配階級に迫害されることが多く、幾多の苦難を経験した。そのなかから自己の苦しみを歌った悲痛な「告白」が残されている(11、15、17、20章)。後半生については「エレミヤ受難記」とよばれる詳しい叙述がある。
[木田献一]
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…旧約聖書中の一書。ギリシア語訳(《七十人訳聖書》)以来,《エレミヤ哀歌》と呼ばれ,《エレミヤ書》の後に置かれるようになったが,ヘブライ語聖書では,ただ《哀歌》と呼ばれ,旧約聖書の第3部に置かれている。《哀歌》がエレミヤと結びつけられたのは,《歴代志》下35章25節の記事によるものと思われる。…
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