ミミナグサ(耳菜草)(読み)ミミナグサ(英語表記)Cerastium caespitosum var. ianthes

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ミミナグサ(耳菜草)
ミミナグサ
Cerastium caespitosum var. ianthes

ナデシコ科の越年草。アジア東部の温帯から暖帯に広く分布し,各地の路傍や田畑に普通にみられる。は細く,暗紫色を帯び,株の根もとから分枝して群生し,密生,上部には腺毛が混る。葉は卵形ないし長楕円形,鈍頭で両面に毛があり対生する。春,茎の先端が分枝し,集散花序をなして白色の小花を多数つける。萼片は5枚で,長楕円形で背面に毛がある。花弁は5枚あり,細い筒状をなしハコベのように平開はしない。各片の先端は2裂する。おしべは 10本あり,めしべ花柱は5本。近縁の帰化植物であるオランダミミナグサ C. viscosumはヨーロッパ原産で,都会地に雑草として広がっている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ミミナグサ【ミミナグサ(耳菜草) Cerastium fontanum Baumg.ssp.triviale (Link) Jalas var.angustifolium (Miq.) Hara】

道端や畑などに普通にみられるナデシコ科の雑草。茎は基部で枝分れした後,立ち上がり,高さ15~30cmで暗赤色を帯び,毛が多い。葉は対生で無柄,長さ2cm前後,卵形から楕円形で両面とも毛でおおわれる。4~6月,茎の先に集散花序をつける。花は小さく直径約5mm,花弁は白色で5枚,先は浅く2裂する。花柱は5本,おしべは10本。果実は熟すと長く伸びて,萼の倍ほどの長さとなり,先は10裂する。日本全国,東アジアからヒマラヤにかけて広く分布する。

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