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ムカゴイラクサ ムカゴイラクサ Laportea bulbifera; wood-nettle

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ムカゴイラクサ
ムカゴイラクサ
Laportea bulbifera; wood-nettle

イラクサ科の多年草アジア東部の温帯に分布し,日本各地の山地の林下に生える。葉腋に珠芽 (むかご ) を生じて繁殖する。茎は直立し,葉とともにギ酸を含む刺毛があり触れると痛い。茎の上部には細毛がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ムカゴイラクサ【Laportea bulbifera (Sieb.et Zucc.) Wedd.】

山地の木陰に生えるイラクサ科の多年草で,葉や茎に刺毛があってさわると痛い(イラスト)。茎は高さ40~70cm。葉は卵状楕円形で,長さ5~15cm。ともに刺毛を散生する。刺毛には酸が含まれていて,皮膚に刺さると痛みがしばらく持続する。雄花と雌花があり,雌雄同株。雄花の花序は雌花の花序より下方につき,葉より短い。雌花の花序は長い柄があり,茎の上部からつき出ている。雄花の花被は5枚。雌花の花被は4枚あり,うち2枚が花後大きくなって果実を包みこむ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ムカゴイラクサ
むかごいらくさ / 零余子刺草
[学]Laportea bulbifera (Siebold et Zucc.) Wedd.

イラクサ科の多年草。植物体全体にイラクサと同様の刺毛があり、秋に葉腋(ようえき)にむかごをつくるのでこの名があるが、イラクサ属ではなく、ムカゴイラクサ属である。茎は高さ30~100センチメートル。普通、枝分れしない。葉は長い柄(え)があって互生し、長卵形。長さは柄を除き5~18センチメートル。基部は円形となり、縁(へり)には鋸歯(きょし)がある。花序は夏に葉腋から出て円錐(えんすい)状。雌雄の別があり、雄花序は柄がなくて中部の葉腋につき、雌花序は長い柄があって上部の葉腋から出て高くぬけ出る。北海道から九州の山地の林内に生え、国外では東・南アジアに広く分布する。中国名は珠芽艾麻。ムカゴイラクサ属は30種近くが熱帯を中心に分布し、日本には本種とミヤマイラクサの2種が産する。[米倉浩司]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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