コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ヤマモモ(山桃) ヤマモモMyrica rubra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヤマモモ(山桃)
ヤマモモ
Myrica rubra

ヤマモモ科の常緑高木。本州中部以南から台湾にかけての海に近い山地に自生し,また防風樹として人家に栽植される。幹は直立して高さ 15mに達し,多数分枝する。葉は小枝に密に互生し,長楕円形ないし倒披針形,基部は楔形革質で下面にはまばらに小腺点がある。雌雄異株。春,前年に出た枝の葉腋に,花を短い穂状につける。雄花穂は黄褐色で,雄花には数本のおしべがある。雌花には紅色の1本のめしべがあって,花柱は2裂する。果実は球形の核果で,夏に暗紅紫色に熟し食べられるが,腐りやすい。樹皮は皮膚病薬,毒消しなどとし,また樹皮の煎じ汁は殺虫剤や染料とされる。徳島県では県木,高知県では県花として親しまれている。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

ヤマモモ(山桃)の関連キーワードヤマモモ科