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ヤンバルクイナ Gallirallus okinawae; Okinawa rail

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヤンバルクイナ
Gallirallus okinawae; Okinawa rail

ツル目クイナ科。全長約 30cm。頭上,背,尾,は褐色。喉の下嘴基部に近い部分,眼先,眼の後方部分は黒色で,眼の真下から側頸部にかけてよく目立つ白い筋模様がある。頸から腹は白と黒の細かい横縞模様。,脚,眼の虹彩は鮮赤色。沖縄島北部にのみ留鳥として分布する。1981年に死体と捕獲した個体によって新種として記載された。平地から低山の森林に単独かつがいで生息する。個体数は少なく,2011年現在 1000羽程度と推定されている。フィリピン諸島,スラウェシ島ニューギニア島北西部などに分布しているムナオビクイナ G. torquatus にきわめて近縁の種であると考えられている。和名の「ヤンバル」は,沖縄島北部の山地の呼称「山原」に由来する。1982年に国の天然記念物に,1993年に国内希少野生動植物種に指定されている。

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百科事典マイペディアの解説

ヤンバルクイナ

クイナ科の鳥で,1981年沖縄島北部で発見された新種。山階鳥類研究所員が同年6〜7月に与那覇岳(498m)の原生林で捕獲した。翼長約15cm,くちばしと脚が鮮紅色。
→関連項目クイナ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヤンバルクイナ
やんばるくいな / 山原秧鶏
Okinawa rail
[学]Rallus okinawae

鳥綱ツル目クイナ科の鳥。全長約30センチメートル。頭上および背面は暗オリーブ褐色、顔とのどは黒く、目の後ろに白斑(はくはん)がある。上胸以下の下面は黒と白の横縞(よこじま)模様。嘴(くちばし)と足は赤い。飛翔(ひしょう)力はほとんどない。沖縄本島の特産種で、島の北部の山林に留鳥として生息している。ヤンバルは沖縄本島北部の国頭(くにがみ)地方の別名で、生息地を表している。この鳥は1981年(昭和56)に新種として記載されたが、日本国内で新種の鳥が発見されたのは、20世紀になって初めてである。1984年4月にみつかった巣は、シダと低木の生い茂った急斜面のシダの根元にあった。浅い皿状の地上のくぼみに枯れ葉や落ち葉を敷き、その中にクリーム色の地に褐色または淡青色の斑点のある5個の卵がみられた。発見の2日後に巣内には、多くのクイナ類の雛(ひな)と同様に黒色をした雛が3羽いたという。[森岡弘之]

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