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ラクターゼ lactase

翻訳|lactase

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラクターゼ
lactase

酵素番号 3.2.1.23。β-D-ガラクトシダーゼ乳糖加水分解酵素。アンズ,コーヒー,ウマゴヤシなどの高等植物の種子,細菌,かび,動物臓器 (肝臓,小腸など) に分布。乳糖 (ラクトース) を加水分解してガラクトースグルコースにする酵素。大腸菌からは結晶が得られ,また,大腸菌でこの酵素の生成を支配する遺伝子の研究が詳しくなされている。ラクトースのほかに諸種の合成β-D-ガラクトシドを基質とする。この酵素が欠乏すると乳糖が分解されず下痢が続く乳糖不耐症になる。

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栄養・生化学辞典の解説

ラクターゼ

 [EC3.2.1.23].ラクトースを加水分解してグルコースとガラクトースにする反応を触媒する酵素.小腸刷子縁に存在する.欠損すると乳糖不耐症の症状を示す.

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ラクターゼ
らくたーぜ
lactase

ラクトース(乳糖)をグルコースとガラクトースに加水分解する酵素で、乳糖分解酵素ともいい、β‐ガラクトシダーゼの一種である。微生物から高等動植物に至るまで広く分布し、いずれも異化に関与し、多くはラクトースをグルコースとガラクトースに分解することにより、エネルギー源として利用できる形にする役割をもつ。
 一般に、哺乳(ほにゅう)類では離乳期に至ると活性が低下する。ヒトでも、周産期には活性が高くなっているが、5歳ころになると自然に活性が低下してくる。なお、ラクターゼの欠損ないし活性低下の状態でラクトースを摂取すると、乳糖不耐症をおこす。[村松 喬]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のラクターゼの言及

【β‐ガラクトシダーゼ】より

…β‐ガラクトシドを加水分解してガラクトースを生成する。ラクトース(乳糖)をガラクトースとグルコースに分解するラクターゼlactaseがその代表例。多くの生物に存在する。…

※「ラクターゼ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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