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ラスキン ラスキン Laskin, Boris Savel'evich

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラスキン
ラスキン
Laskin, Boris Savel'evich

[生]1914.7.22. マギレフ
[没]1983. モスクワ
ソ連の小説家。映画大学シナリオ科を卒業後,1938年創作活動に入った。脚本『春の声』 Vesennie golosa (1955) ,『カーニバルの夜』 Karnaval'naya noch' (1956) のほか,『戦友』 Voennyi tovarishch (1944) ,『幼友だち』 Drug detstva (1955) などのユーモア短編小説も発表,同時代人の出世主義や下劣さを軽いタッチで諷刺した。

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ラスキン
ラスキン
Ruskin, John

[生]1819.2.8. ロンドン
[没]1900.1.20. ブラントウッド
イギリスの著述家,美術評論家,画家。オックスフォード大学在学中に絵画を修業,1840~42年学業を中断してイタリアへ旅行。 J.ターナーの影響を強く受け,卒業後彼に関する最初の論文『近代画家論』 Modern Painters第1巻を著述 (1843) 。

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デジタル大辞泉の解説

ラスキン(John Ruskin)

[1819~1900]英国の批評家。ターナーラファエル前派を擁護する美術評論を著す一方、実践的立場から社会改革を論じた。著「近代画家論」「胡麻(ごま)と百合(ゆり)」など。

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百科事典マイペディアの解説

ラスキン

英国の批評家。ロンドンのブドウ酒商の子。オックスフォード大学卒。父とともにヨーロッパ各地を旅行。ターナーの弁護のために書き始めた《近代画家論》(1843年―1860年),ゴシック美術を再評価した《建築の七灯》(1849年)《ベニスの石》(1851年―1853年)などを書き,ラファエル前派を支持。
→関連項目ゴシック・リバイバルプルースト民芸モリス

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世界大百科事典 第2版の解説

ラスキン【John Ruskin】

1819‐1900
イギリスの批評家,社会思想家。ロンドンの裕福なワイン商人の子として生まれ,幼いころから国内やヨーロッパ旅行で父に同行し,風景美に目を開かれた。のちに文学に親しみ絵画を習い,オックスフォード大学卒業のころからは建築に興味をもった。1843年,もともと画家J.M.W.ターナーを擁護するために書き始められた《近代画家論》の第1巻を世に問うて一躍有名となった。その第2巻を書くためにイタリアなどヨーロッパ大陸を何度も訪れ,絵画,彫刻,建築を研究した結果生まれたのが《建築の七灯》(1849),《ベネチアの石》(1851‐53)などであり,美術批評家としての名声は確立された。

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大辞林 第三版の解説

ラスキン【John Ruskin】

1819~1900) イギリスの評論家。ターナーやラファエル前派を支持しゴシック美を論じた美術批評で名声を確立。社会改良の提唱と実践活動を行なった。主著「近代画家論」「この後の者にも」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ラスキン
らすきん
John Ruskin
(1819―1900)

イギリスの批評家。ロンドンの富裕なぶどう酒商の家に生まれる。父についてヨーロッパ大陸を訪ね、美しい風景や優れた美術、建築に接する機会に恵まれたことが彼の将来を決定した。オックスフォード大学を卒業。1842年王立美術院のターナーの作品が世評の攻撃を浴びたのを弁護する目的で書き始めた『近代画家論』5巻(1843~60)が彼の主著となった。ターナーやラファエル前派運動の理解者であった彼が、1877年のホイッスラーの作品を今度は攻撃して名誉毀損(きそん)の罪に問われ、美術界での権威を失ったのは運命の皮肉であった。その間『建築の七灯』(1849)、『ベニスの石』3巻(1851~53)などヨーロッパ建築に目を向けた彼は、それらの基礎を支える労働者の生活に関心を示し、実践的立場からの社会、経済、政治問題にも健筆を振るった。『この最後の者にも』(1862)はその方面での代表作。[前川祐一]
『沢村寅二郎・石井正雄訳『近代画家論』(1940・弘文堂) ▽飯塚一郎訳『この最後の者にも』(『世界の名著41』所収・1971・中央公論社)』

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世界大百科事典内のラスキンの言及

【アール・ヌーボー】より

…このような社会状況に対応する新しい造形を生み出すことが,この時代の芸術家の課題であり,アール・ヌーボー様式もその一つの解決であったといえる。ラスキンは工業社会が生み出す醜悪な生活環境に抗議し,ゴシックの時代の工人の伝統をよみがえらせようとした。これに呼応してW.モリスは,家具や衣服など身のまわりのもののデザインに関心を向けた。…

【建築学】より


[近・現代の建築理論と建築家の職能]
 19世紀初めには,すでに西欧諸国では産業革命が進展しており,従前のオーダー中心の建築観では,新しい社会的要求にこたえられず,それらの課題のかなりの部分が新しく出現してきたエンジニアによって担われ,建築の中に芸術と工学技術の二極分解を生じさせ始める。その中で,ゴシック・リバイバルの論客であるイギリスのラスキン,フランスのビオレ・ル・デュクらは,反古典主義の立場を表明するとともに,建築技術における倫理性の追求という新たな課題を提起し,芸術的なるものと工学的技術との再統合を図ろうとした。彼らの論点はW.モリスによって広くデザイン一般の問題にまで敷衍(ふえん)され,さらにそれが20世紀のバウハウスに引き継がれる。…

【建築装飾】より

…またその形状は,壁紙パターンや彩色文様などの平面的なもの,モールディングのように立体的なものに分類でき,その性質からは塗装や壁紙のように表面を覆うもの,構造体自体を刻んだり削り出したりするもの,ゴシック様式の窓のトレーサリー(狭間(はざま)飾り)のように構造体自体を変形させるもの,あるいは煉瓦積みのパターンのように構造体の組成自体を装飾的に扱うものに分類できる。したがって,建築の様式弁別の指標となる細部意匠の大半は建築装飾であるという考えも成立するわけで,J.ラスキンは〈装飾を行うことは建築の第一の要素である〉と述べる。しかし,装飾要素を建築の付加的・付随的要素と見て,非本質的なものと見なす考え方も存在した。…

【ゴシック・リバイバル】より

…中世に対する賛美の念はイギリスに根強く存在し,18世紀中葉には政治家H.ウォルポールが自邸ストローベリー・ヒルをゴシック様式で建築し,この機運の先駆となった。19世紀に入るまで,ゴシック様式は廃墟を賛美するロマン主義の気風のもとで用いられていたが,ラスキンがゴシックを中世の倫理的な価値観の体現と称揚するにいたって,ゴシック復興の機運は建築を中心とする芸術一般に及んだ。19世紀前半のイギリスでは,ゴシック様式が宗教的価値をもつものと位置づけられることが多く,この点で同時代の思想運動であるオックスフォード運動とも関連をもつ。…

【ラファエル前派】より

…ローヤル・アカデミー・スクールで知り合ったW.H.ハントD.G.ロセッティJ.E.ミレーの3人の画家に,彼らの学友であるコリンスンJames Collinson,彫刻家ウールナーThomas Woolner,画家スティーブンスFrederic George Stephens,ロセッティの弟の文学青年,ウィリアム・マイケル・ロセッティを加えた7名で結成された。この背景には,産業革命がもたらした社会変化を憂慮し,信仰に生きた中世の人々とそこで創り出された芸術との純粋で幸せな関係を語り,自然の中に存在する真実に従うべきと説いたラスキンや,ロマン派の詩人キーツの影響がある。またF.M.ブラウンによって紹介されたナザレ派に対する共感もあった。…

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