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リベラ Ribera, José(Jusepe) de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リベラ
Ribera, José(Jusepe) de

[生]1591.2.17. 〈洗礼〉ハティバ
[没]1652.9.2. ナポリ
イタリアで活躍したスペインの画家。バレンシアで F.リバルタに師事したとされる。若くしてイタリアに渡り,パルマ,パドバ,ローマで修業し,当地ではロスパニョレット (小さいスペイン人) と呼ばれた。 M.カラバッジオの深い明暗法の影響を受けた写実主義的作風を確立。 1616年以降スペイン支配下のナポリに定住。宮廷や修道院の壁画を描き,版画やデッサンなども多数制作。主要作品は『聖アンドレアスの殉教』 (1628,ブダペスト国立美術館) ,『曲り足の少年』 (42,ルーブル美術館) 。

リベラ
Rivera, Diego

[生]1886.12.8. グアナフアト
[没]1957.11.25. メキシコシティー
メキシコの画家。サン・カルロス美術学校で学んだのち政府の奨学金を得てヨーロッパに長期留学。 1911~20年スペインからパリに出てキュビスムの影響を受け,20~21年イタリア・ルネサンスのフレスコ画を学び,21年帰国後,社会主義政府の新しい建造物のために壁画装飾を担当。メキシコシティー国立宮殿,文部省などの大壁画を制作した。またアメリカにおいても,30~33年カリフォルニアの株式取引所,デトロイトのインスティテュート・オブ・アートなどの壁画を手がけた。彼の社会主義リアリズムは民族芸術の形式と階級闘争の諸課題を結びつけることによって実現され,これによってメキシコの現代芸術を力強く推進した。夫人のフリーダ・カーロもメキシコの代表的画家として知られる。

リベラ
Rivera, José Eustasio

[生]1889.2.19. ネイバ
[没]1928.2.19. ニューヨーク
コロンビアの小説家。近代主義的な作風で熱帯の自然と生活をうたい上げたソネット集『約束の地』 Tierra de promisión (1921) で詩人として出発。その後アマゾン川上流の奥地に旅行,この体験をもとに,圧倒的な大自然の脅威のもとで人間性を喪失していくゴム園労働者の悲惨な現実を描いた『渦巻』 La vorágine (24) で国際的な名声を得た。

リベラ
Rivera, José Fructuoso

[生]1790? パイサンドゥ
[没]1854
ウルグアイの政治家,軍人。大統領 (在任 1830~35,38~42) 。 J.アルティガスとともにスペインからの独立運動を指導。 1830年初代大統領,38年第2代大統領。コロラド (赤) 党を組織し,M.オリベのブランコ (白) 党と派閥争いを展開,43年アルゼンチンの独裁者 J.ロサスに支援されたオリベによりモンテビデオで包囲攻撃され,45年の戦闘に敗れてブラジルに亡命,53年ウルグアイ臨時政府高官の一人に加えられた。

リベラ
Rivera

ウルグアイ北部,リベラ県の県都。ブラジルとの国境沿いに連なるサンタアナ丘陵上に位置する町で,国境をへだててサンタナドリブラメントに相対する。背後に農牧地帯を控え,その商工業中心地として,穀物,野菜,果実,ウシなどを集散し,織物,たばこ,装飾タイルなどの工場がある。首都モンテビデオからドゥラスノタクアレンボを経てブラジルへ通じる鉄道,道路が通り,ブラジルとの取引も盛ん。人口5万 6335 (1985) 。

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デジタル大辞泉の解説

リベラ(Diego Rivera)

[1886~1957]メキシコの画家。力強い色彩と造形感覚で、メキシコの神話や歴史、民衆の生活をテーマに多くの壁画を制作。

リベラ(José de Ribera)

[1591~1652]スペインの画家。主にイタリアで活躍。劇的な明暗法と徹底した写実を特色とし、宗教画を多く描いた。

リベラ(Rivera)

ウルグアイ北部の都市。ブラジルとの国境に位置し、同国のサンタナ‐ド‐リブラメントという都市と隣接する。両国の友好を記念して建てられたオベリスクがある。首都モンテビデオとブラジルを結ぶ鉄道・幹線道路が通る交通の要地。周辺に農牧地帯が広がり、農産物集散地となっている。

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百科事典マイペディアの解説

リベラ

スペインの画家。バレンシア県のハーティバ生れ。バレンシアでリバルタに学んだのちイタリアに行き,1616年以後ほとんどナポリに定住し,スペイン美術とイタリア美術の仲介者的役割を果たした。

リベラ

メキシコの画家。グアナフアト生れ。サン・カルロス美術学校でアカデミズム絵画を学んだのち1907年渡欧,キュビスムの画家と交わる。一方,イタリアでルネサンスのフレスコ画に接する。
→関連項目石垣栄太郎ウェストンカーロシャーンネベルソンバスコンセロス

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世界大百科事典 第2版の解説

リベラ【Diego Rivera】

1886‐1957
メキシコの画家。グアナフアト生れ。オロスコシケイロスとともに壁画の画家として有名。1896年サン・カルロス美術学校入学。1907年奨学金を得てマドリード,パリに滞在する。この時期にキュビスム風の絵画を描く。20年シケイロスに出会い,ヨーロッパ絵画の移入に終始していたメキシコ画壇に抗して革命後の新時代にふさわしい芸術を民衆のために興そうという考えに共鳴し,壁画研究のためイタリアを旅行し,21年帰国するや,国立高等学校(1922),チャピンゴ農学校(1926‐27),国立宮殿(1925‐35)などの壁画を精力的に制作した。

リベラ【José de Ribera】

1591‐1652
スペインの画家。バレンシア県ハティバJátivaに生まれ,ナポリ近郊ポシリポPosillipo没。リバルタの工房で学んだという説もあるが不明。若くしてイタリアに渡り,スペイン領であったロンバルディアとパルマで数年を過ごし,遅くとも1615年にはローマにいた。その間,チンクエチェント(16世紀)の巨匠たちやカラバッジョの作品,さらに古典彫刻を学び,16‐17年以後スペインの副王領ナポリに定住,歴代副王の宮廷画家として活躍した。

リベラ【José Eustasio Rivera】

1889‐1928
コロンビアの作家。オリノコ川の平原(リャノ)とアマゾンの低地を舞台にし,ゴム園の労働者の生態を描いた《大渦巻》(1924)は,ガリェゴスの《ドニャ・バルバラ》とともに〈大地小説〉の傑作と評価されている。彼自身も熱帯密林の生活を体験し,この作品は主人公アルトゥロ・コバの姿をかりた自伝小説でもある。【神代 修】

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大辞林 第三版の解説

リベラ【José de Ribera】

1591~1652) スペインの画家。ナポリで活躍。写実と巧みな明暗により宗教画を多数制作。代表作「聖バルトロメオの殉教」など。

リベラ【Diego Rivera】

1886~1957) メキシコの画家。シケイロスとともに壁画運動を興し、民衆の生活・風土をテーマに多くの壁画を残した。

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世界大百科事典内のリベラの言及

【壁画運動】より

メキシコ革命(1911)後の新時代にふさわしい美術を創造し,革命の意義を壁画に描き,広く長く大衆の間に伝えようと考えたシケイロスリベラオロスコを中心にメキシコで興った美術運動el movimiento muralismo。メキシコ革命を記念する壁画構想はすでに1910年代からあったが,その実現は22年,時の文部大臣J.バスコンセロスによって国立高等学校の壁面が提供されたときに始まる。…

【バロック美術】より

…また北方のトリノでは17世紀末から18世紀にかけて,ユバラ,グアリーニなどの大建築家が輩出し,装飾画家,スタッコ・デザイナーも空前の盛況を呈した。
[スペイン]
 スペインは,その植民地であったナポリを通じて直接にカラバッジョ主義をうけ入れ,J.deリベラ,スルバラン,ベラスケスなどはその影響のもとに,エル・グレコを代表とするマニエリスムを克服した。このうち,フェリペ4世の宮廷画家であったベラスケスは,ルーベンスとベネチア派の強い影響のもとに円熟した絵画様式を確立し,バロックにおける最大の画家の一人となった。…

※「リベラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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