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リンガ リンガlinˈga

5件 の用語解説(リンガの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リンガ
リンガ
linˈga

印,記号,標識を意味するサンスクリット語で,インド思想史上さまざまな意味で用いられる。 (1) ヒンドゥー教では,シバ神の象徴として男性生殖器また,それをかたどった像,陽石の意。崇拝の対象とされる。

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デジタル大辞泉の解説

リンガ(〈梵〉liṅga)

男根。また、それをかたどった像。陽石。ヒンズー教で、シバ神の象徴として尊崇される。

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世界大百科事典 第2版の解説

リンガ【liṅga】

サンスクリットで〈標(しるし)〉〈シンボル〉を意味し,とくに男性の性器を指す。これをかたどった彫像は,シバ神あるいはそのエネルギーの象徴として,今日に至るまでインドの民衆に崇拝されている。インダス文明の遺跡から生殖器を表現する遺物が出土することから,その当時すでに性器崇拝が存在したと結論することは早計であるとしても,それらが後代のリンガ像の原型であるとみなすことは可能である。豊穣多産の象徴としてのリンガの崇拝は《マハーバーラタ》などで言及されるが,シバ信仰の発展とともに顕著となり,シバの創造力を象徴する大小のリンガの彫像が多くのヒンドゥー教の寺院にまつられるようになった。

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大辞林 第三版の解説

リンガ【liṅga】

男根。また、それをかたどった像。繁殖を象徴し、ヒンズー教シバ派に属するリンガヤータ派で崇拝される。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リンガ
りんが
liga

インドで崇拝された男根像。男根崇拝は、アーリア人以外の先住民族の間で、地母神崇拝と合体して広く行われていた宗教であるが、やがて、シャクティ派的な考えから、宇宙の最高神であるシバ神の象徴であるとされた。リンガ像は、普通、女陰をかたどった皿のような台の上に、その女陰を貫く形で立っているが、それほど即物的な形象をもっていない。信者はこれをシバ神とみなし、花を捧(ささ)げ、ギー(乳脂肪)を注ぐ。当初、リンガ崇拝は土着の宗教として低くみられていたが、8世紀の不二一元(ふにいちげん)論ベーダーンタ派の開祖シャンカラなどによって、ヒンドゥー教のなかに高く位置づけられるようになった。それとともに、生殖、子孫繁栄というストレートな願望の対象ではかならずしもなくなり、あくまでもシバ神の象徴としての性格を強くもたされることになった。現在の信者は、リンガ崇拝を性器崇拝であるとはすこしも思っていない。[宮元啓一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のリンガの言及

【ヒンドゥー教】より

…彼はヒマーラヤ山中にあるカイラーサ山でヨーガの修行を行う苦行者であり,美しい女神パールバティーを妃とし,ガネーシャ(日本で聖天となる)とスカンダ(日本で韋駄天となる)を息子とし,牡牛ナンディンを乗物としている。彼はまた生殖をつかさどりしばしば円筒形の男根,リンガの形で崇拝される。南インドでは,ナテーシュバラ(舞踏者の神)と呼ばれ,演劇の保護者として崇敬されている。…

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