ルンペンプロレタリアート

デジタル大辞泉 の解説

ルンペンプロレタリアート(〈ドイツ〉Lumpenproletariat)

資本主義社会の最底辺に位置する浮浪的な貧民層。

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精選版 日本国語大辞典 の解説

ルンペン‐プロレタリアート

〘名〙 (Lumpenproletariat) 長期失業・貧困によって労働意欲を喪失して労働者階級から脱落し、心身ともに疲弊した極貧層。
明治維新革命及び反革命(1933)〈服部之総〉一「都市貧民は最下層の小ブルジョアジー及びルンペンプロレタリアートである」

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百科事典マイペディア の解説

ルンペンプロレタリアート

ドイツ語Lumpenproletariat。Lumpenは〈ぼろくず〉の意。マルクス主義用語プロレタリアートとは区別して用いられ,生産的労働に就かない浮浪者犯罪者などをさす。マルクスによれば,彼らは支配階級によって容易に買収され,プロレタリアートの運動高揚に対して反動的役割を果たすことが多いとされる。

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