コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

レーゼドラマ レーゼドラマ 〈ドイツ〉Lesedrama

6件 の用語解説(レーゼドラマの意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

レーゼドラマ(〈ドイツ〉Lesedrama)

上演を目的としないで、読むために書かれた戯曲。上演に適さない戯曲をいうこともある。⇔ビューネンドラマ

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

レーゼドラマ

読むための戯曲。文学性過剰あるいは演劇性希薄のため上演に不適な戯曲。単に劇形式を借りただけの上演の意図なしに書かれたものと,上演を意図しながら不適のものがある。
→関連項目湯顕祖

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

レーゼドラマ【Lesedrama[ドイツ]】

〈読む戯曲〉の意味で,はじめから上演を考慮せず書かれた戯曲,または上演に不適な戯曲をいう。しかし〈上演の可能性〉という考えは,しばしば時代の演劇観に制約されており,たとえばゲーテの《ファウスト》のように,作者自身が上演を不可能だと考えていた作品が,のちにしばしば上演されるようになった例もみられる。《ファウスト》の場合に,のちに額縁舞台の狭い考え方が打破されたことによってそれは上演されることとなったのである。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

レーゼドラマ【Lesedrama】

読んで味わうだけで上演を目的としない、思想表現に重点をおいた戯曲。また、上演には適さないとされる戯曲。 ↔ ビューネンドラマ

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

レーゼドラマ
レーゼドラマ

書斎戯曲」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

レーゼドラマ
れーぜどらま
Lesedramaドイツ語

「読むためのドラマ」の意。ブーフドラマBuchdrama(本のドラマ)も同義。18世紀後半から19世紀中ごろにかけての演劇批評の一つは、感覚よりも想像力に訴える作品は上演に不適当ではないかという疑問であった。そのため想像力優位の考えにたつ人々のなかには、上演を目的とせず、純粋に劇的想像の世界に遊ぶことを意図して会話体や対話体の作品をつくり、レーゼドラマの名でよばれた。今日この概念は拡大化し、その時点で技術的に上演が困難とされる作品(ゲーテの『ファウスト』はその一例である)をさしたり、上演に値しない作品の蔑称(べっしょう)としても用いられることがある。[高師昭南]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のレーゼドラマの言及

【イギリス文学】より

…【川崎 寿彦】
【戯曲】
 戯曲は,演劇という身体化,視聴覚化,劇場化を含む複合的芸術の,言語化された部分であり,したがって,理想的には,戯曲のテキストは広義の上演のテキストの一部として読まれなければならない。しかしまた,印刷技術の普及した近代文化のなかで,戯曲が〈劇文学〉として一定の自立性を獲得するにいたり,ときには上演を意図しない〈レーゼドラマ〉(読むための戯曲)が書かれることさえあるのも,事実である。
[発生と開花]
 中世イギリスも神秘劇(聖史劇),奇跡劇,道徳劇などの〈演劇〉をもっていたし,その言語的部分も残っていないわけではない。…

【ローマ演劇】より

…現存する唯一の〈プラエテクスタ劇〉である《オクタウィアOctavia》はセネカ作と伝えられるが,偽作であることがほぼ確実な作品である。セネカの作品は舞台上演を企図して書かれた作品ではなくて,いわゆるレーゼドラマである。しかし,セネカがシェークスピアをはじめとするイギリスのエリザベス朝期の演劇に与えた影響には計り知れないものがあり,復讐のプロット,亡霊の登場,誇張された修辞などはセネカに由来するといわれる。…

※「レーゼドラマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

レーゼドラマの関連キーワード戯曲供与体国訓てんで若気る始め終はり恋愛ニート〜忘れた恋のはじめ方エキソティックプレクサス充行(宛行)

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone