ロッパ(珞巴)族(読み)ロッパぞく(英語表記)Luòba

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ロッパ(珞巴)族
ロッパぞく
Luòba

中国の少数民族で,単にロ族ともいう。チベット (西蔵) 自治区の南東部,インド国境近くに居住。人口約 700 (1990) 。 1965年単一民族として認定された。言語はチベット=ビルマ語族に属し,ロッパとはチベット人がつけた名称で,南方の人を意味する。解放前,彼らは山地密林地帯で焼畑,採集狩猟を営んでいたが,農奴制に基づくチベット封建社会の最下層に属し,三大領主 (政府・貴族・寺院) の支配と圧迫に苦しんだ。解放後は,河谷付近の傾斜地などを開墾,灌漑を整備して農業が飛躍的に発展した。副業として狩猟,竹籠などの竹製品の製作,薬草の採集,炭焼きなどがある。 74年人民公社が成立した。

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百科事典マイペディアの解説

ロッパ(珞巴)族【ロッパぞく】

中国,チベット自治区南東部の察隅・門隅地区の山岳地帯に主に居住する民族。マクマホン・ライン以南のインド側にも分布。1965年に中国少数民族として公認。言語はチベット語派。〈ロッパ〉はチベット族からの他称で〈南方の人〉の意。かつて木刻や結縄で数を数えたといわれる。農業を主体に牧畜・狩猟をも兼業。現在の中国の少数民族のうち人口が最も少なく,約2300人(1990)。

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