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ロンド 〈イタリア〉rondo

デジタル大辞泉の解説

ロンド(〈イタリア〉rondo)

主題が、異なった楽想の挿入部を挟んで何度か繰り返される形式の楽曲。ソナタ協奏曲の終楽章などに用いられる。回旋曲

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百科事典マイペディアの解説

ロンド

輪舞と訳す。輪になって踊る舞踏,また,そのための歌。音楽形式としては,13−15世紀にフランスを中心に行われた歌唱の形式ロンドーrondeau(フランス語)がある。
→関連項目マショー

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大辞林 第三版の解説

ロンド【rondo】

音楽形式の一。 ABACABA のように反復主題部( A )と挿入部( B ・ C )の交替からなる。古典派ではソナタ・交響曲などの終楽章に、ロマン派はピアノ小曲に好んで用いられた。回旋曲。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ロンド
ろんど
rondo 英語 イタリア語
Rondoドイツ語
rondeauフランス語

音楽用語。もともとフランス語のロンドーは、中世からルネサンス時代におけるフランス語による歌曲の重要な形式であった。発展段階によって個々の相違はあるが、やがてそれは、歌詞や音楽にみられる同一のパターンが異種のものを挟みながら回帰する、という形式特徴をもつに至った。このロンドーとどんなつながりがあるのか、明確にされてはいないが、17世紀に入って器楽曲に同じくロンドー(ロンド)という名称をもつ形式が出現する。これは、リフレイン(ルフランrefrain)とよばれる反復句とクープレcoupletとよばれる何種類かの挿入句との規則的な交代からなっており、クープランらのクラブサン(チェンバロ)曲や、リュリらのオペラやオーケストラ曲によくみいだされる。さらにこのことばは、18世紀後半の多楽章の器楽曲において、もう一度蘇生(そせい)される。いったんソナタ多楽章構造が確立されたあと、同じようにソナタ形式が用いられていた両端楽章を区別しようとする意識から、フィナーレに軽い性格をもったロンドが導入される。6/8拍子や2/4拍子による動きの速いものが多い。形式的には、かならずしも明確な区分をもたない例も無視できないが、ロンド形式と称される整然とした形式も確立される。[大崎滋生]

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世界大百科事典内のロンドの言及

【ロンド形式】より

…古典派以後のソナタ,交響曲,協奏曲など多楽章の楽曲においておもに終楽章に用いられた形式。単にロンドということもあり,この場合,ジャンル名としてこの形式による独立楽曲を指すこともある。ロンド形式の特徴は,ロンド(回旋)という名が示すとおり,主題(A)がエピソード(クープレともいう)を挟んで何度も回帰するところにある。…

※「ロンド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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