ワッペン

デジタル大辞泉 「ワッペン」の意味・読み・例文・類語

ワッペン(〈ドイツ〉Wappen)

紋章の意》
ブレザージャンパーの腕・胸や帽子などにつける、主に盾形の紋章風の模様を縫い取りした飾り。エンブレム
1に模して紙・ビニールに印刷した絵やマーク

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精選版 日本国語大辞典 「ワッペン」の意味・読み・例文・類語

ワッペン

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Wappen 「紋章」の意 ) フェルトなどに金糸色糸文様や物のかたちを縫い取りしたもの。楯形の紋章風のものが多い。ブレザーコートや帽子などにつけて、装飾としたり所属を示したりする。また、これを模して紙や薄いプラスチックなどの表面に絵やマーク、文字を印刷し、物に貼りつけるようにしたもの。
    1. [初出の実例]「目下流行のブレザーやワッペン」(出典:流行うらがえ史(1965)〈うらべまこと〉短い前口上)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ワッペン」の意味・わかりやすい解説

ワッペン
わっぺん
wappen

武器(おもに盾(たて))を意味するドイツ語で、「紋章」をいう。中世騎士の盾に描かれていたものだが、現代ではブレザー・コートやジャンパーの腕や胸の部分につける飾り、アクセサリー。英語のエンブレムemblemは、刺しゅうした紋章風の模様のある布製の飾りをいい、最近ではエンブレムとよぶことが多い。最古の紋章は11世紀ごろとされ、12世紀の十字軍当時には、個人を識別するため、厳重な定めとして、戦場に行くとき盾にしるしを入れた。

[市川久美子]

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事典 日本の大学ブランド商品 「ワッペン」の解説

ワッペン

[日用雑貨]
慶應義塾大学(東京都港区)の大学ブランド。
慶應義塾公式グッズのワッペン。150年記念ロゴマークが大きく描かれている。帯ありと帯なしの2種類がある。価格は、500円(税込)。慶應義塾取り扱い。
(注)記載内容は事典編集当時(2010年2月)のものです。内容・価格等はその後に変更になった場合もあります。

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百科事典マイペディア 「ワッペン」の意味・わかりやすい解説

ワッペン

ドイツ語で紋章のこと。現在ではフェルトなどに金糸や色糸で縫いとりをして,ブレザーや帽子などのアクセントに用いられるものもいう。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワッペン」の意味・わかりやすい解説

ワッペン
Wappen

紋,紋章の意味のドイツ語。日本では転じて服飾用語として,ブレザーなどスポーティな衣服の胸や袖などに装飾としてつける,西洋風紋章の小さな楯形の飾りをいう。

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改訂新版 世界大百科事典 「ワッペン」の意味・わかりやすい解説

ワッペン
Wappen[ドイツ]

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世界大百科事典(旧版)内のワッペンの言及

【記章】より

…なお,徽章とも書くが,徽は旗じるしの意。また,金属製のものをメダル,布製のものをリボン,胸ポケットなどに縫いつけるものをワッペン(ドイツ語で紋章の意)などと一般に呼びならわしているが,英語のバッジbadgeはこのいずれをもさす。勲章紋章【加藤 秀俊】。…

※「ワッペン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」