万座温泉(読み)マンザオンセン

デジタル大辞泉 「万座温泉」の意味・読み・例文・類語

まんざ‐おんせん〔‐ヲンセン〕【万座温泉】

群馬県吾妻郡嬬恋つまごい村の温泉草津白根山の西の中腹にある。泉質硫黄泉

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精選版 日本国語大辞典 「万座温泉」の意味・読み・例文・類語

まんざ‐おんせん‥ヲンセン【万座温泉】

  1. 群馬県吾妻郡嬬恋(つまごい)村にある温泉。草津白根山万座山谷間にあり、万座川に臨む。明和元年(一七六四)の発見と伝えられる。泉質は硫黄泉。

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日本歴史地名大系 「万座温泉」の解説

万座温泉
まんざおんせん

[現在地名]嬬恋村干俣

上信国境の万座山と白根しらね山の山麓斜面標高一七五〇メートル前後にある有数の高山温泉。おもに硫黄泉で泉温はほぼ摂氏八〇度。「加沢記」には永禄五年(一五六二)羽尾入道が「万座山へ浴湯」とみえる。天和元年(一六八一)郷村品々記録(小林文書)によると湯銭は納めていなかった。明和三年(一七六六)には門貝かどがい村・西窪さいくぼ村・中居なかい村で温泉開発願(門貝区有文書)を出し、この温泉山は古くは西窪治部左衛門の持分なので三ヵ村に湯の支配権があると申請している。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「万座温泉」の意味・わかりやすい解説

万座温泉
まんざおんせん

群馬県吾妻(あがつま)郡嬬恋村(つまごいむら)にある温泉。白根(しらね)火山の西腹、万座川に臨む標高1760メートルに位置する高地温泉。泉質は硫黄泉(いおうせん)。泉量豊富で、硫化水素含量が多いので銀は数日で黒変する。冬は、雪質がよく積雪量が多いので、スキー客でにぎわう。上信越(じょうしんえつ)高原国立公園に含まれる。万座ハイウェーが通じ、JR吾妻線万座・鹿沢(かざわ)口駅からバス40分。

[村木定雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「万座温泉」の意味・わかりやすい解説

万座温泉
まんざおんせん

群馬県西部,嬬恋 (つまごい) 村の白根山 (草津白根,2150m) の西麓にある高地温泉。標高 1760mに位置する。泉質は鉄泉,明礬泉,硫黄泉。泉温は 40~92℃。近世の発見と伝えられるが,1950年代後半にスキー場が開発され,雪質のよいスキー場として以後急速に発展した。白根山への登山基地でもある。上信越高原国立公園に属する。

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