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三徳山 みとくさん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

三徳山
みとくさん

鳥取県中部,三朝町にある山。標高 900m。安山岩質溶岩と集塊岩から成り,浸食の抵抗差によって急崖,洞窟などの奇勝が形成され,その洞内に古代建築の様式を残す三仏寺の国宝投入堂が奇観をみせている。

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デジタル大辞泉の解説

みとく‐さん【三徳山】

鳥取県中央部、東伯(とうはく)郡三朝(みささ)町にある山。標高900メートル。古くから霊山として信仰され、山全体が名勝・史跡になっている。北麓には約1300年前に役(えん)の行者(ぎょうじゃ)の開基になるといわれる天台宗三仏(さんぶつ)寺があり、断崖絶壁の窪みに建てられた奥の院投入(なげいれ)堂は国宝に指定されている。かつては「美徳山」とも書いた。

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百科事典マイペディアの解説

三徳山【みとくさん】

鳥取県中部,三朝(みささ)町東部にある溶岩円頂丘で標高900m,奇岩怪石が多い。役の行者修験道場を開いたと伝え,山麓の三仏寺には藤原期の奥の院(投入堂)のほか,室町期の文殊堂,地蔵堂,納経堂などがある。
→関連項目三朝[町]

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世界大百科事典 第2版の解説

みとくさん【三徳山】

鳥取県中部,東伯郡三朝(みささ)町にある山。標高900m。山頂はややなだらかであるが,集塊岩や安山岩からなる山腹斜面は著しく急なこう配をもち,とくに安山岩の溶岩の露出する部分では急崖となる。斜面はブナ,カシなどの原生林で鬱蒼(うつそう)とした植生がみられる。この険しい山が霊山として古くから信仰され,山岳仏教の中心となり,三仏(さんぶつ)寺が建立された。【豊島 吉則】

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国指定史跡ガイドの解説

みとくさん【三徳山】


鳥取県東伯郡三朝町三徳と鳥取市との境にある山。三徳山は、三徳山安山岩類と呼ばれる溶岩と安山岩質凝灰角礫(かくれき)岩からなり、標高は約900m。浸食によって洞窟や奇岩、絶壁、滝などの奇勝が形成され、山麓から山頂部まで連続する自然林は手つかずの状態で保全されている。一方、山岳仏教の霊場として知られ、伝承によると、706年(慶雲3)に役行者(えんのぎょうじゃ)が修験場として開き、849年(嘉祥2)に天台座主の慈覚円仁(じかくえんにん)が三仏寺(さんぶつじ)を建て、釈迦、阿弥陀、大日の三仏を安置したという。麓には三仏寺の本堂などが、山腹には文殊堂や地蔵堂、納経堂、投入堂(なげいれどう)など、重要文化財や国宝の建造物がある。とくに標高約500mのところにある国宝の投入堂は平安時代に再建されたもので、断崖絶壁にできた岩窟にはめ込むように建てられている。1934年(昭和9)に、周辺を含む240haが山岳仏教遺跡として国の史跡および名勝に指定された。JR山陰本線倉吉駅から日ノ丸バス「三徳山参道入口」下車。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

三徳山
みとくさん

鳥取県中央部、東伯(とうはく)郡三朝(みささ)町にある山。標高900メートル。天台宗三徳山三仏(さんぶつ)寺があることで知られ、国の名勝・史跡に指定されている。原形は角礫(かくれき)凝灰岩の基盤を破って噴出した鐘状火山で、硬軟を異にする上下両層の接触部にできた洞窟(どうくつ)内に国宝建造物三仏寺奥院(投入堂(なげいれどう))がある。標高350メートル以高では落葉広葉樹やスギの原生林がみられ、ブナ帯の下限は低い。山の北側を三徳川、南側を小鹿(おしか)川が渓谷をなして流れる。
 三仏寺は849年(嘉祥2)慈覚大師円仁(えんにん)が阿弥陀(あみだ)、釈迦(しゃか)、大日(だいにち)の3仏を安置したのが寺名のおこりと伝えられるが、寺宝のうちでは、銅鏡(国指定重要文化財)に長徳(ちょうとく)3年(997)と銘のあるのが最古である。大山(だいせん)と並ぶ山岳修験(しゅげん)道場として知られ、山内には奥院のほか、文殊堂、地蔵堂などの堂舎があり、国指定重要文化財の数も山陰屈指である。[岩永 實]
『鳥取県立博物館編・刊『三徳山とその周辺』(『鳥取県の自然と歴史4』1982)』

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