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三仏寺 さんぶつじ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

三仏寺
さんぶつじ

鳥取県三朝 (みささ) 町所在の寺。天台宗で,山号は三徳山。嘉祥2 (849) 年円仁の創立といわれる修験道の道場で,投入堂 (奥院) は平安時代の建造。けわしい崖に懸造 (かけづくり) として建てられた軽快な堂で,国宝。

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デジタル大辞泉の解説

さんぶつ‐じ【三仏寺】

鳥取県東伯郡三朝(みささ)町にある天台宗の寺。山号は三徳山。慶雲3年(706)役(えん)の小角(おづの)の創建と伝える。嘉祥2年(849)円仁が再興。古くから山岳修験の道場。崖(がけ)の岩窟に建てられた奥院の投入堂は平安時代の建築で、国宝。伯耆西国三十三番霊場第29番札所。美徳山。

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百科事典マイペディアの解説

三仏寺【さんぶつじ】

鳥取県三朝(みささ)町にある天台宗の寺。8世紀初頭役行者(えんのぎょうじゃ)が開基という。849年円仁(えんにん)が再興して,釈迦・阿弥陀・大日の三仏を安置し三仏寺と号した。

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世界大百科事典 第2版の解説

さんぶつじ【三仏寺】

鳥取県東伯郡三朝町にある天台宗の寺。三徳山と号する。706年(慶雲3)役小角(えんのおづぬ)が白雲に乗って飛来し,神窟を開いてみずから建物を投げ入れたことが開基と伝える。849年(嘉祥2)慈覚大師円仁が再興して釈迦,阿弥陀,大日の3仏を安置し,〈浄土院美徳山三仏寺〉と号した。奥院(国宝)は山腹の岩窟内に建つ小規模な建築で,床下は長大な柱で支えられたいわゆる懸造をなしており,〈投入堂〉とも称される。全体に木割が細く,大きく面をとった柱や垂木,高低の変化をつけたひさし屋根,軽やかに反り上がる軒などの構成は優美で,平安時代の特徴を示したすぐれた遺構であり,かつ山陰地方最古の建築としても貴重である。

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大辞林 第三版の解説

さんぶつじ【三仏寺】

鳥取県三朝みささ町にある天台宗の寺。山号は美徳山。慶雲年間(704~708)役小角えんのおづのの開創という。849年円仁が中興。山全体が修験道の行場。懸崖けんがいの岩窟に懸け造りで建てられた奥の院の投入なげいり堂は国宝。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

三仏寺
さんぶつじ

鳥取県東伯(とうはく)郡三朝(みささ)町三徳(みとく)にある天台宗の寺。三徳山浄土院(じょうどいん)と号する。本尊は釈迦(しゃか)・阿弥陀(あみだ)・大日如来(だいにちにょらい)の3仏。706年(慶雲3)役小角(えんのおづぬ)(役行者(えんのぎょうじゃ))が修験道(しゅげんどう)の行場として開いたと伝えられ、849年(嘉祥2)慈覚(じかく)大師円仁(えんにん)が再興して、3仏を安置したのが寺名の由来である。大山(だいせん)と並んでこの地方の古代中世における山岳仏教の一大霊地であり、地方豪族の信仰を集めて発展し、古代盛時には堂舎41、坊舎3000軒、寺領1万町歩(9920ヘクタール)と伝えられている。源平の戦い、南北朝の内乱、戦国時代の兵火などで興亡を繰り返し、歴史を物語る史料も焼失してしまったが、険しい崖(がけ)の岩窟(がんくつ)に懸造(かけづくり)で建てられた奥の院(投入堂(なげいれどう)、国宝)は、役行者が投げ入れたと伝えられる縁起にふさわしく、三徳山の象徴的な建物である。投入堂本尊の蔵王権現(ざおうごんげん)立像の胎内文書に仁安(にんあん)3年(1168)の造立願文があり、この種の最古の木像として他の6体の立像とあわせて国の重要文化財となっている。奥の院投入堂付愛染(あいぜん)堂1棟、棟札1枚、古材43点は国宝に、納経(のうきょう)堂、文殊(もんじゅ)堂、地蔵(じぞう)堂、木像十一面観音像、長徳(ちょうとく)3年(997)銘の銅鏡は国の重要文化財に指定されている。また三徳山全体が山岳仏教の遺跡として国の史跡・名勝に指定されている。伯耆(ほうき)西国三十三番霊場の第29番札所。[中山清田]
『鳥取県立博物館編・刊『三徳山とその周辺』(『鳥取県の自然と歴史4』1982)』

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