下稽古(読み)したげいこ

精選版 日本国語大辞典 「下稽古」の意味・読み・例文・類語

した‐げいこ【下稽古】

〘名〙
① 本舞台に出る前に稽古しておくこと。また、その稽古。
※虎明本狂言・丼礑(室町末‐近世初)「くゎんをせねば平家をかたる事がならぬ。さりながら、した稽古をばしたらばよからふ」
② 物事を行なう前に、前もって練習しておくこと。あらかじめ学習しておくこと。したしらべ。予習
※わらんべ草(1660)三「物をならふに、先げいこして、ならはんといふ」
※破垣(1901)〈内田魯庵〉二「将来は立派な官員様になる下稽古をしてゐるのだと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「下稽古」の意味・読み・例文・類語

した‐げいこ【下稽古】

本番に備えて、前もって練習しておくこと。また、その稽古。前稽古。
芸事などの稽古に行く前に、自分で予習しておくこと。
[類語]リハーサル練習らし習練訓練特訓稽古けいこ温習おさらい演習トレーニングエクササイズゼミナールフィールドワークレッスンゲネプロ寒稽古通し稽古舞台稽古立ち稽古稽古事鍛錬練磨練成修業修練教練試練

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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