精選版 日本国語大辞典 「下稽古」の意味・読み・例文・類語
した‐げいこ【下稽古】
〘名〙
① 本舞台に出る前に稽古しておくこと。また、その稽古。
※虎明本狂言・丼礑(室町末‐近世初)「くゎんをせねば平家をかたる事がならぬ。さりながら、した稽古をばしたらばよからふ」
※わらんべ草(1660)三「物をならふに、先下げいこして、ならはんといふ」
※破垣(1901)〈内田魯庵〉二「将来は立派な官員様になる下稽古をしてゐるのだと」
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