稽古事(読み)ケイコゴト

デジタル大辞泉 「稽古事」の意味・読み・例文・類語

けいこ‐ごと【稽古事】

舞踊・音曲・茶道華道などを師匠について習うこと。
[類語]リハーサル練習らし下稽古したげいこ習練訓練特訓稽古けいこ温習おさらい演習トレーニングエクササイズゼミナールフィールドワークレッスンゲネプロ寒稽古通し稽古舞台稽古立ち稽古鍛錬練磨練成修業修練教練試練

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精選版 日本国語大辞典 「稽古事」の意味・読み・例文・類語

けいこ‐ごと【稽古事】

  1. 〘 名詞 〙 歌、踊り、琴、三味線などの遊芸を習って身につけること。また、その遊芸。
    1. [初出の実例]「時時弟子共へ教諭之事、但外稽古事師匠も同様之事」(出典:随筆・一話一言(1779‐1820頃)二〇)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「稽古事」の意味・わかりやすい解説

稽古事
けいこごと

家庭の子女などが主として生活上のたしなみとして各種の芸事を学ぶこと。茶道 (ちゃどう) ,生け花などは最も一般的なものとして広く行われてきた。そのほか,書道 (習字) ,音楽,舞踊などがある。音楽はピアノバイオリンなど洋楽に属するものも盛んであるが,琴,三味線音楽 (長唄など) も伝統的なものとして衰えていない。日本舞踊も同様である。最近ではパッチワーク陶芸英会話など趣味の分野にまで広がっている。これらの稽古事は従来のように個人的に師匠について学ぶ方法のほかに,学校組織あるいは生涯学習施設 (いわゆるカルチャーセンター ) として多人数の規模で教えることも行われている。

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