荘園などの所領に対する公権力の介入を拒絶する権利。平安初~中期以来の荘園の多くは,公田官物あるいは雑役(ぞうやく)を免除されたものにすぎなかったため,太政官からの官使や検田使・収納使など国衙(こくが)からの国使の入部をうけたが,平安後期に立券荘号によって成立する領域型荘園のうち,寺社領など一部の荘園は領域内への使者の入部を拒否する権利を獲得した。これらの荘園は鎌倉時代以降,守護使などの警察権の不入をも獲得するものが多かった。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
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