不用心(読み)ブヨウジン

デジタル大辞泉 「不用心」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐ようじん【不用心/無用心】

[名・形動]《「不用心」の場合は「ふようじん」とも》
用心が足りないこと。警戒を怠ること。また、そのさま。「戸締まりの―な家」
物騒なこと。また、そのさま。「夜道の一人歩きは―だ」
[類語]危険危難危機危地ピンチ苦境窮地窮境窮状難局羽目危殆きたい虎口ここう不穏際どいやばいきな臭い呉越同舟一触即発風前のともしび薄氷をふむ風雲急を告げる(形動用法で)物騒剣呑けんのん危ない危うい危なっかしい

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精選版 日本国語大辞典 「不用心」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐ようじん【不用心・無用心】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「不用心」は「ふようじん」とも ) 心づかいをしないこと。用心がわるいこと。危険であること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「智外に非のある所を知らで、不用心より能は変りて悪くなるべし」(出典:遊楽習道風見(1423‐28頃))
    2. 「夜道と申が無用心な物でござる」(出典:狂言記・棒縛(1730))

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