デジタル大辞泉 「危ない」の意味・読み・例文・類語
あぶな・い【危ない】
1 災いが起こりそうである。危険だ。「―・い遊び」「―・い目に遭う」
2 すぐにだめになりそうである。消滅・破産・死などの状態が近い。「経営が―・くなる」「命が―・い」
3 見通しが暗い。あてにならない。「明日の天気は―・いようだ」
4 信頼の度が薄い。不確かだ。「その話は―・いなあ」
5 不安定だ。「―・い足どり」
[派生]あぶながる[動ラ五]あぶなげ[形動]あぶなさ[名]
[用法]あぶない・あやうい――「危ない」は、「夜のひとり歩きは危ない」のように悪い結果になる可能性が高い場合に使われ、「危険だ」も同じ意味で使われる。◇「危ない」には、信頼度が低い、確実ではない、の意もある。「合格できるかどうか危ないものだ」など。◇「危うい」には、ぎりぎりのところで、という気持ちが込められる。「危うく遅刻するところだった「危ういバランスで成り立っている」など。◇「ところ」などを付けた形「危ないところを助かった」「危ういところを助かった」の場合では、両者とも用いられる。
[類語]危うい・危険・危難・危機・