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中山高陽 なかやま こうよう

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美術人名辞典の解説

中山高陽

江戸中期の画家。土佐生。姓は源、通称は清右衛門、高陽は号、別号に酔墨山人・玩世道人・松石斎等。富永惟安に儒学、関鳳岡に書を、彭城百川に画を学ぶ。人物・山水を能くする。井上金峨沢田東江と交遊した。安永9年(1780)歿、64才。

出典|(株)思文閣
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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

中山高陽 なかやま-こうよう

1717-1780 江戸時代中期の画家。
享保(きょうほう)2年生まれ。土佐(高知県)の商家の出身で,高知藩の儒者富永惟安(これやす)に詩を,彭城百川(さかき-ひゃくせん)に絵をまなぶ。宝暦8年江戸にでて一家をなした。安永9年3月12日死去。64歳。初名は象先,のち廷冲。字(あざな)は子和。別号に鎌川,松石斎,酔墨山人,玩世道人。著作に「画譚雞肋」「高陽山人詩稿」。

出典|講談社
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朝日日本歴史人物事典の解説

中山高陽

没年:安永9.3.12(1780.4.16)
生年:享保2(1717)
江戸中期の南画家。はじめ名は修錫,字を子和,松石斎などと号し,宝暦8(1758)年より名を象先,字を廷沖,高陽を号とし,明和6(1769)年ごろより名を廷沖,字を子和とした。もともとは武士の家柄であった高知の商家に生まれ,早くから儒学を学び,詩書画へとすすんだ。京坂に遊学して彭城百川に画を学び,宝暦8年江戸へ出て,関思恭に書を学ぶ。同11年には土佐藩より詩書画への精励をもって士分格に取りたてられている。安永1(1772)年の江戸大火を機に奥羽旅行に出て「象潟真景図」などの作品を描いたが,作風は「鳳凰孔雀図屏風」(高知県立郷土文化会館蔵)のように,濃厚な著色と漢画的な筆法のものが多い。著書に画論『画譚鶏肋』がある。

(星野鈴)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典 第2版の解説

なかやまこうよう【中山高陽】

1717‐80(享保2‐安永9)
江戸中期の文人画家。名は象先のち廷冲,字は子和,別号に松石亭,酔墨山人など。高知の商家に生まれ,藩儒富永惟安に詩を,彭城百川(さかきひやくせん)に絵を学び,詩画ともによくした。さらに古今の名画を模写して修業し,人物,山水を得意とした。宝暦年間(1751‐64)には江戸に出て儒学を学び,また諸国を歴遊して木村兼葭堂,井上金峨らと交流した。画談《画譚鶏肋》,東北歴遊の紀行《東游日記》などの著書がある。【並木 誠士】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

中山高陽
なかやまこうよう

[生]享保2(1717).土佐,高知
[没]安永9(1780).3.12. 土佐
江戸時代中期の南画家。商家の出身。名は象先,字は廷冲,号は高陽。彭城 (さかき) 百川に師事したともいわれる。宝暦8 (1758) 年江戸に上る。その間,京坂,奥羽などを遊歴。著書『画譚鶏肋 (がだんけいろく) 』 (75) ,『高陽山人詩稿』 (78) ,『京摂遊記』『熱海紀行』など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

中山高陽
なかやまこうよう
(1717―1780)

江戸中期の画家。名は象先(しょうせん)、通称を清右衛門、字(あざな)は廷沖、高陽は号。高知の商家に生まれる。幼時富永惟安(これやす)について儒学を学んだが、画(え)は画論、画譜類による独学であった。1758年(宝暦8)より江戸に住して井上金峨(きんが)や沢田東江らの詩人儒者と交遊、高陽も詩画をもって聞こえた。72年(安永1)には7か月余り奥羽へ旅行し、途中『象潟(きさがた)真景図』を制作。画には南宗(なんしゅう)的なところが少ないが、日本南画の先駆者の1人とされている。ほかに『蘭亭曲水(らんていきょくすい)図巻』『鳳凰図屏風(ほうおうずびょうぶ)』などがある。画論『画譚鶏肋(がたんけいろく)』を著し、また旅行記『奥游日録』を残している。[星野 鈴]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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