主用(読み)シュヨウ

デジタル大辞泉 「主用」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐よう【主用】

主君または主人用事。しゅうよう。「主用で上京する」
主要な用事。
[類語]用事用向き用件所用用務小用こよう・しょうよう野暮用雑用雑事私用公用社用商用急用多用変事大事だいじ大事おおごと小事細事些事世事俗事私事しじ私事わたくしごと

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精選版 日本国語大辞典 「主用」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐よう【主用】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 主人に命じられた用事。主君の用むき。〔書言字考節用集(1717)〕
    1. [初出の実例]「丁稚も主用を欠き」(出典:西京繁昌記(1877)〈増山守正〉初)
    2. [その他の文献]〔史記‐張儀伝〕
  3. 主要な用事。大切な用むき。〔広益熟字典(1874)〕
  4. ( ━する ) 主として用いること。
    1. [初出の実例]「仏国と会議して、『ギュルデン』を主用し、其貨位は仏の二『フランク』半に当ることに定めたり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四)

しゅう‐よう【主用】

  1. 〘 名詞 〙しゅよう(主用)
    1. [初出の実例]「コンリャとん屋ども、身ども大切な主用(シウヨウ)で罷通る。川ごし人足を頼むぞ」(出典滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)三)

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