精選版 日本国語大辞典 「乃木神社」の意味・読み・例文・類語 のぎ‐じんじゃ【乃木神社】 乃木希典・静子夫妻をまつる神社。[ 一 ] 栃木県那須塩原市石林にある神社。旧県社。大正五年(一九一六)創立。社地は旧乃木別邸跡。[ 二 ] 東京都港区赤坂にある旧府社。大正一二年(一九二三)創立。社地は旧乃木邸の隣地。[ 三 ] 京都市伏見区桃山町板倉周防にある神社。旧府社。大正五年(一九一六)創立。明治天皇伏見桃山陵参道の傍にある。[ 四 ] 山口県下関市長府町にある神社。旧県社。大正八年(一九一九)創立。社地は乃木希典の少年時代の邸跡。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本歴史地名大系 「乃木神社」の解説 乃木神社のぎじんじや 山口県:下関市長府乃木神社[現在地名]下関市大字豊浦村 亀ノ甲忌宮(いみのみや)神社の北西に隣接して鎮座。祭神は乃木希典・乃木静子夫妻。旧県社。希典は、長府藩士乃木希次の子として嘉永二年(一八四九)江戸の長府藩邸で出生。一〇歳の時長府に帰り、一五歳で集童場(しゆうどうじよう)に入って教育を受け、のち萩の藩校明倫(めいりん)館に入学した。慶応二年(一八六六)の四境の戦では九州口で報国隊の隊員として戦う。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「乃木神社」の意味・わかりやすい解説 乃木神社 (のぎじんじゃ) 陸軍大将乃木希典(まれすけ)をまつる神社で,各地にある。乃木大将は,明治天皇大葬の1912年9月13日の夜,夫人静子とともに殉死した。各地に追悼の運動がおこり,東京都港区赤坂の乃木邸(府社),栃木県那須郡(現,那須塩原市)の別荘(県社),山口県下関市の生地(県社),京都市伏見区の桃山御陵近く(府社),さらに北海道函館市にも乃木神社が創建され,護国の神,武人の鑑として崇敬された。いずれも夫人を併祀し,例祭日は9月13日。執筆者:大隅 和雄 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「乃木神社」の意味・わかりやすい解説 乃木神社のぎじんじゃ 東京都港区赤坂に鎮座。祭神は乃木希典命(のぎまれすけのみこと)。相殿(あいどの)に乃木静子命(のぎしずこのみこと)を祀(まつ)る。旧府社。日露戦争の英雄・陸軍大将乃木希典は、1912年(大正1)明治天皇御大葬当日、静子夫人とともに自宅で自刃した。13年東京市長の阪谷芳郎は中央乃木会を結成、23年乃木邸の隣地に社殿が創建された。山口県(乃木の郷里)、栃木県、京都府、北海道にも乃木神社がある。例祭は命日の9月13日。宝物の太刀(たち)は国の重要文化財。[飯尾直樹] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「乃木神社」の意味・わかりやすい解説 乃木神社のぎじんじゃ 東京都港区赤坂に鎮座する元府社。乃木希典を主神とし,夫人静子を配祀する。例祭9月 13日。京都市伏見区,栃木県那須塩原市,山口県下関市,香川県善通寺市,北海道函館市にもある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by