乱打(読み)ランダ

デジタル大辞泉 「乱打」の意味・読み・例文・類語

らん‐だ【乱打】

[名](スル)
激しく続けざまにたたくこと。「半鐘乱打する」
野球で、次から次へと安打を放って相手投手を打ち込むこと。「コントロールが甘くて乱打される」
テニスバレーボールなどで、練習のためにボールを打ち合うこと。
[類語]当てるぶつける打ち付ける打ち当てる突き当てる突っかかる突っかける衝突激突命中的中百発百中体当たり一撃打撃強打痛打連打滅多打ち

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乱打」の意味・読み・例文・類語

らん‐だ【乱打】

  1. 〘 名詞 〙
  2. むやみに打ちたたくこと。めったうちすること。
    1. [初出の実例]「杖を以て痛く其の面を乱打せり」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
    2. [その他の文献]〔林寛‐長安即事詩〕
  3. 野球で、何人もの打者が次々と相手の投手の球を打ち込むこと。
    1. [初出の実例]「忽ち七回に早稲田の乱打(ランダ)を蒙って」(出典:日本野球史(1929)〈国民新聞社運動部〉十三対七、早稲田快勝)
  4. テニスやバレーボールなどで、練習のためにボールを打ち合うこと。

らん‐うち【乱打】

  1. 〘 名詞 〙
  2. むやみやたらに打つこと。不規則にたたくこと。らんだ。
  3. 剣道で、二人が向かい合って互いに打ちこみの練習をすること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android