哀れみ(読み)アワレミ

デジタル大辞泉 「哀れみ」の意味・読み・例文・類語

あわれみ〔あはれみ〕【哀れみ/×憐れみ/×憫れみ】

かわいそうに思う心。慈悲同情。「―をかける」
[類語]同情思いやり哀れ愛情愛着情けじょう情合い情愛情味人情人情味温情恩情厚情いつくしみ慈愛仁愛仁恵仁慈仁心じん慈悲哀憐人らしい人間的人間味人間らしい人間性情味ヒューマニティーヒューマニスティック

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精選版 日本国語大辞典 「哀れみ」の意味・読み・例文・類語

あわれみあはれみ【哀・憐】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「あわれむ(哀)」の連用形名詞化 )
  2. 感心すること。いとしく思うこと。また、なつかしく思うこと。あわれび。
    1. [初出の実例]「あはれみの後の春まで残りけりつばめの足につけし糸すぢ〈藤原為相〉」(出典:夫木和歌抄(1310頃)三)
  3. ふびんに思うこと。慈悲。同情。あわれび。
    1. [初出の実例]「あはれみを以て国を治め給ふ」(出典:方丈記(1212))
    2. 「出家ほど心安いものは御ざらぬ。あなたこなたのあはれみをうけて」(出典:虎寛本狂言・薩摩守(室町末‐近世初))

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