デジタル大辞泉
「思い遣り」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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おもい‐やりおもひ‥【思遣】
- 〘 名詞 〙
- ① 推察。想像。思慮分別。
- [初出の実例]「奥山の思ひやりだに悲しきにまたあまぐものかかるなになり」(出典:蜻蛉日記(974頃)上)
- 「上もきこしめして『いと思ひやり深くあらがひたる』など」(出典:枕草子(10C終)八七)
- ② 人の身の上や立場、心情などについての察し。察していたわりの気持をもつこと。また、その気持。
- [初出の実例]「おのが心本性立腹に侍りて、思ひやりなく物いふ事もなん侍るを」(出典:落窪物語(10C後)三)
- 「わりなの、人に恨みられ給ふ御よはひや。おもひやり少なう、御心のままならむもことはり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)末摘花)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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