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今物語 いまものがたり

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

今物語
いまものがたり

鎌倉時代中期の説話集。編者は藤原信実 (のぶざね) と伝えられる。1冊。延応1 (1239) 年以後まもなくの成立か。長短とりまぜ 53話から成る。宮廷や寺院の挿話が主で,多く和歌や連歌にまつわる文学説話だが,神仏の霊験談,僧侶の失敗談などもある。

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デジタル大辞泉の解説

いまものがたり【今物語】

鎌倉時代の説話集。1巻。藤原信実(ふじわらののぶざね)の作といわれる。延応元年(1239)以後の成立か。和歌・連歌・恋愛など上流男女の話題を中心に和文体で記す。

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世界大百科事典 第2版の解説

いまものがたり【今物語】

鎌倉時代の説話集。1冊。藤原信実(1176?‐1266ころ)編。成立年時は未詳であるが,作中に延応1年(1239)の年紀が見えることから,それ以後,信実の晩年にかけての著述であろう。書名の由来は,言い古された昔物語に対して,当世の新しい話題を集めたことからの称。ひらがな本位の和文体で記した読物的説話集で,和歌・連歌説話を主体に53話の短編説話を集録。雑纂形式でとくに部類分けはしないが,説話の配列には連想による類集性が認められる。

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大辞林 第三版の解説

いまものがたり【今物語】

説話集。一巻。藤原信実撰と伝える。1239年以後の成立。平安末期から鎌倉時代にかけての説話を収める。風流・情事・和歌・連歌・神祇・滑稽譚など五三編。歌物語的性格をもつ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

今物語
いまものがたり

鎌倉時代の説話集。1巻。藤原信実(のぶざね)著。1239年(延応1)~41年(仁治2)の間の成立。平安後期以後の比較的新しい説話53編を集める。和歌、連歌や恋愛に関する上流男女の話題が多く、彼らの風雅さを「やさし」と評する章段が中心をなすが、滑稽譚(こっけいたん)の類も目だち、とくに後半は卑俗に流れる傾向がある。平家の時代、『千載集(せんざいしゅう)』『新古今集』歌壇の人々などの知られざる一面を伝える興味深い説話集で、『平家物語』などに影響を与えているが、ややじみな印象があり、広く読まれるに至っていない。[三木紀人]
『久保田淳他校注『今物語・隆房集・東斎随筆』(1979・三弥井書店)』

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