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仙台平 せんだいひら

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

仙台平
せんだいひら

仙台地方で産出される絹織物の高級袴地。大坂夏の陣 (1615) ののち,伊達政宗が帰国に際して連れ帰った京都の呉服商によって,西陣のすぐれた絹織物が伝えられたが,江戸時代中頃に仙台藩で西陣の職工小松弥右衛門を招いて織らせた袴地が,仙台平の起源といわれている。

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デジタル大辞泉の解説

せんだい‐ひら【仙台平】

宮城県仙台地方で産する精巧な絹の袴地(はかまじ)。また、それで仕立てた男物の袴。元禄(1688~1704)ごろ、仙台伊達藩主が西陣から織工を招いて始めたという。
男物袴地の総称。

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百科事典マイペディアの解説

仙台平【せんだいひら】

絹の袴(はかま)地の一種で男性の礼装用。江戸時代に仙台で創製され現在も主産地である。紺地に茶や灰色の縞柄(しまがら)が多く,普通は平織で,縦の縞糸は太めの練糸を用い,他は生糸で織るので畝(うね)状になる。

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デジタル大辞泉プラスの解説

仙台平

宮城県仙台市で生産される高級絹織物。県の伝統的工芸品に指定されている。

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世界大百科事典 第2版の解説

せんだいひら【仙台平】

絹袴地の一種。仙台藩主5代伊達吉村が正徳年間(1711‐16)京都西陣の織工,小松弥右衛門を招いて織り始めたと伝えられる。幕府諸侯への贈答,臣下への下賜品を織らせるためで,御国織と称されたが,好評を博し,のちに仙台平として広まった。経緯糸ともに練絹糸を使い平織にし本練平ともいう。茶,紺,ねずみの配色が多く緯畝(よこうね)のしっかりした極上の絹袴地でおもに男子礼装用。仙台,米沢などで織られるが,近年,需要は少ない。

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大辞林 第三版の解説

せんだいひら【仙台平】

男子用の絹の袴はかま地。江戸時代、西陣から技術を取り入れ仙台で織り出した精巧なもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

仙台平
せんだいひら

絹袴地(はかまじ)の一種であるが、著名なことから男物袴地の総称として使われる。組織は平織あるいは平織と斜文の混合組織とするもので、構成糸は経緯(たてよこ)とも生糸のまま染色して使い、縞(しま)糸部分だけ練(ねり)染糸とする。あるいは経緯とも練糸を使うこともある。製織に際しては緯糸を槌(つち)打ちするか、水に浸して打ち込み、生地(きじ)の締まりをよくする。
 仙台平の起源は、仙台伊達(だて)藩主伊達綱村(つなむら)が西陣の織工小松弥右衛門(やえもん)を招聘(しょうへい)し、幕府・諸侯への贈答品および臣下への下賜品生産として製織を始め御国織(おくにおり)と称したが、このうち袴地はとくに精巧で諸侯の間で好評を博し、仙台平の名称で全国に知られた。
 精好仙台平(せいごうせんだいひら)というのは精好織の系統を引くもので、合糸にした緯糸を漏緯(ぬれぬき)として打ち込んだものをさす。この伝統を引くものとして甲田綏郎(こうだよしお)(1929― )が2002年(平成14)重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。[角山幸洋]

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