絹袴地(はかまじ)の一種であるが、著名なことから男物袴地の総称として使われる。組織は平織あるいは平織と斜文の混合組織とするもので、構成糸は経緯(たてよこ)とも生糸のまま染色して使い、縞(しま)糸部分だけ練(ねり)染糸とする。あるいは経緯とも練糸を使うこともある。製織に際しては緯糸を槌(つち)打ちするか、水に浸して打ち込み、生地(きじ)の締まりをよくする。
仙台平の起源は、仙台伊達(だて)藩主伊達綱村(つなむら)(1659―1719)が西陣の織工小松弥右衛門(やえもん)(1670―1753)を招聘(しょうへい)し、幕府・諸侯への贈答品および臣下への下賜品生産として製織を始め御国織(おくにおり)と称したが、このうち袴地はとくに精巧で諸侯の間で好評を博し、仙台平の名称で全国に知られた。
精好仙台平(せいごうせんだいひら)というのは精好織の系統を引くもので、合糸にした緯糸を漏緯(ぬれぬき)として打ち込んだものをさす。この伝統を引くものとして甲田綏郎(こうだよしお)(1929―2025)が2002年(平成14)重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。
[角山幸洋]
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…現在はその一部が航空自衛隊のレーダー基地に利用されており,また山地の南東斜面の一部は阿武隈高原牧場となっている。西斜面に続く仙台平(せんだいひら)は標高850m前後の石灰岩台地であり,その北部と南部では石灰岩が採掘され,大越町のセメント工場に搬出されている。台地の表面には大小のドリーネが発達し,西の山腹には入水(いりみず)鍾乳洞(天),南部には1969年に発見されたあぶくま洞がある。…
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