デジタル大辞泉 「何時しか」の意味・読み・例文・類語
いつ‐し‐か【何=時しか】

1 いつのまにか。早くも。「
2 過去・未来の不定の時を表す。どの時かに。
「よし小説を読まざるとも―
3 早くその時が来るようにと、事の実現を待ち望むさま。いつか早く。
「―御崎といふ所わたらむとのみなむ思ふ」〈土佐〉
4 (あとに打消しの語を伴って用いる)いつになっても。
「―話になるためしはござりませぬよって」〈咄・臍の宿替・一〇〉

「今度の譲位―なり」〈平家・四〉
[類語]何時かしら・何時の間に・
( 1 )上代での原義「いつになったら実現するだろう」という推量的自問は、強意の「し」によって、実現を強く待ち望む気持、「早く実現してほしい」「早く実現したい」という願望をも表わすようになる。
( 2 )中古には、事態の完了について使用され、②のように事態の実現が予想以上に早く、気づく間もなかったことを表わすことが多くなり、やがて形容動詞の用法が派生した。
《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...