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信夫山 しのぶやま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

信夫山
しのぶやま

福島県,福島市の中心市街地に北接する山。標高 272m。古くから「お山」と呼ばれ,羽黒山湯殿山月山三山をまつる信仰の山とされ,山頂羽黒神社には,日本一の大わらじを奉納する「暁参り」の有名な行事がある。東端の国道4号線に面した山腹に,江戸時代中期に造られたという「谷観音」 (六十余体の観音像) がある。

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デジタル大辞泉の解説

しのぶ‐やま【信夫山】

福島市北方の山。[歌枕
「―忍びて通ふ道もがな人の心のおくも見るべく」〈伊勢・一五〉

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日本の地名がわかる事典の解説

〔福島県〕信夫山(しのぶやま)


福島市の市街地北方にある丘陵で、西から東、北東に約2.7km延びる。頂上は、羽黒(はぐろ)神社・湯殿(ゆどの)山神社・月山(がっさん)神社などの分社が祀(まつ)られる主な4峰ほか、いくつもの峰々が連続する。最高点は西端の標高275m。頂上まで自動車道路が通じ、東端部ほかは信夫山公園として市民の憩いの場となる。西側山腹を国道13号・JR東北新幹線がトンネルで抜ける。『伊勢物語』ほかに詠われた歌枕としても知られる。御山(おやま)(小山)とも。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

信夫山
しのぶやま

福島市中心市街地の北方にある山。御山(おやま)ともよぶ。頂上は4峰に分かれ、西を羽山(はやま)(275メートル)、東を熊野(くまの)山、中央を羽黒(はぐろ)山(谷山)および薬王寺(やくおうじ)山(薬師の峯)とよぶ。羽黒山には羽黒神社が祀(まつ)られ、かつて信夫、伊達(だて)、田村、米沢(よねざわ)の鎮守(ちんじゅ)とされたこともある。羽黒神社に大わらじを奉納する信夫三山暁参りは著名。社殿の南面はユズの栽培地。[安田初雄]

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世界大百科事典内の信夫山の言及

【福島[市]】より

…旧信夫(しのぶ)郡全域ともとの伊達郡,安達郡の一部を含む面積746km2で,県内ではいわき市に次ぎ,人口はいわき市,郡山市に次ぐ。中心市街地は,盆地内に孤立する信夫山(約270m)の南,阿武隈川とその支流荒川の合流点付近に位置し,16世紀末蒲生氏の所領のとき,杉妻(すぎのめ)城から福島城と改称され,その城下町として発達した。また福島の町は,奥州道中(仙台・松前道)の宿駅,阿武隈川舟運の河岸として,米や周辺の養蚕地帯の生糸,蚕種などを集散して活気を帯びた。…

※「信夫山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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