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全損 ゼンソン

デジタル大辞泉の解説

ぜん‐そん【全損】

全面的に損失となること。まるぞん。
損害保険で、保険の目的物の全部が滅失した場合などの損害。保険金額の全額が塡補(てんぽ)される。→分損(ぶんそん)
地震保険の損害区分の一つ。居住用建物の主要構造部(壁・柱・床・梁(はり)・屋根・階段)の損害額がその建物の時価の50パーセント以上、または、焼失もしくは流失した部分の床面積が延べ床面積の70パーセント以上となった場合、および、生活用動産(家財)の損害額が家財全体の時価の80パーセント以上となった場合をいう。保険金額の全額が支払われる。→半損大半損小半損一部損

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保険基礎用語集の解説

全損

保険の目的の完全な滅失または修繕、回収等の費用が保険価額を超えるような場合のことを指します。換言すれば、保険金額全額の支払を要するような損害が全損です。全損は現実全損(絶対全損ともいう)と経済的全損(海上保険の場合は推定全損)に分類されます。これに至らない損害を分損といいます。

出典 みんなの生命保険アドバイザー保険基礎用語集について 情報

大辞林 第三版の解説

ぜんそん【全損】

すべての損失となること。まるぞん。
海上保険の目的物である船舶あるいは積み荷が、沈没などにより全部が失われるか、原状に戻すことが不可能の状態になること。絶対全損と推定全損がある。保険金の全額が支払われる。 ↔ 分損

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世界大百科事典内の全損の言及

【海損】より

… なお,海上保険においては,保険の目的が海上危険によりこうむる損害を海損という。そしてこれには,全損total lossと分損partial lossがあり(全損・分損),全損は,現実全損actual total loss(事実的全損)と推定全損constructive total loss(解釈全損)とに分かれる。推定全損の場合は,現実には,いまだ全損を生じていないけれども,被保険者が保険の目的を保険者に委付することによって,保険金額の全部を請求することができる(商法833条)。…

※「全損」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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